1 神経系及び感覚器官用医薬品
11 中枢神経系用薬
114 解熱鎮痛消炎剤
1149 その他の解熱鎮痛消炎剤

改訂年月( 201408 )
商品分類番号( 871149 )
JPNコード( JPNC058967 )
YJコード( 1149116D1033 )
厚労省コード( 1149116D1033 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 11.10 )


■SG配合顆粒 1g (塩野義製薬) 【内用】  
(般)イソプロピルアンチピリン・アリルイソプロピルアセチル尿素・アセトアミノフェン・無水カフェイン顆粒

  【改訂年月】   【改訂種別】   【警告】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】

  【性状】   【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】

  【相互作用・その他】   【併用注意】   【副作用】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【妊産婦投与】   【小児投与】   【過量投与】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】

  【同一成分一覧】

【改訂年月】

201408

【改訂種別】

「版数」
第9版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(包装容量の製造中止に伴う改訂)

【警告】

警告
1.本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること。
2.本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避けること。[「過量投与」の項参照]

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤,ピラゾロン系薬剤(スルピリン等)又はアミノフェノール系薬剤(アセトアミノフェン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
2.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある。]
3.重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
乳糖水和物
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース
添加物
メチルセルロース
添加物
含水二酸化ケイ素

【組成】

組成
販売名 SG配合顆粒
成分・含量 (1g中) イソプロピルアンチピリン 150mg
成分・含量 (1g中) アセトアミノフェン 250mg
成分・含量 (1g中) アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg
成分・含量 (1g中) 無水カフェイン 50mg
添加物 乳糖水和物,ヒドロキシプロピルセルロース,メチルセルロース,含水二酸化ケイ素


【性状】

性状
販売名 SG配合顆粒
性状・剤形 白色の顆粒剤である。

【色】
白色
【剤形】
/顆粒剤/内用

【効能効果】

効能・効果
感冒の解熱,耳痛,咽喉痛,月経痛,頭痛,歯痛,症候性神経痛,外傷痛

【用法用量】

用法・用量
通常,成人1回1g(分包品1包)を1日3〜4回経口投与する。
頓用の場合には,1〜2g(分包品1〜2包)を服用させるが,追加するときは少なくとも4時間以上経過後とする。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
ただし,1日最高4g(分包品4包)までとする。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.血液障害(貧血,白血球減少症等)のある患者[血液障害を悪化させるおそれがある。]
2.肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
3.腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある。]
4.本人又は両親,兄弟に他の薬物に対するアレルギー,蕁麻疹,気管支喘息,アレルギー性鼻炎,食物アレルギー等のある患者
5.アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。(「相互作用」の項参照)]
6.高齢者[「重要な基本的注意」の項参照]
7.絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]

【重要注意】

重要な基本的注意
1.解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
2.原則として長期投与を避けること。[「副作用」及び「その他の注意」の項参照]
3.患者の状態を十分観察し,副作用の発現に留意すること。
過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等があらわれることがあるので,特に高熱を伴う高齢者又は消耗性疾患の患者においては,投与後の患者の状態に十分注意すること。
4.眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転,機械の操作等,機敏な動作を必要とする仕事になるべく従事させないように注意すること。
5.過敏症状等を予測するため十分な問診を行うこと。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
アルコール アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。 アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。


【副作用】

副作用

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.血小板減少,溶血性貧血(頻度不明※):血小板減少,溶血性貧血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止すること。
2.中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明※):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
3.ショック,アナフィラキシー(頻度不明※):ショック,アナフィラキシーがあらわれることがあるので,観察を十分に行い,不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗,呼吸困難,血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
4.喘息発作(頻度不明※):重篤な喘息発作を誘発することがある。
5.間質性肺炎(頻度不明※):間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
6.間質性腎炎,急性腎不全(頻度不明※):間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
7.劇症肝炎,肝機能障害,黄疸(頻度不明※):劇症肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
※:類薬で認められた副作用であり,本剤での発現頻度は不明

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明※
過敏症注1 発疹,紅斑,そう痒等
血液注1 血小板減少,顆粒球減少,溶血性貧血等
肝臓注1 肝機能障害
腎臓注1 腎障害
消化器 悪心・嘔吐,腹痛,食欲不振,腹部膨満感,胃不快感,便秘,下痢,口内炎等
精神神経系 眠気,ふらつき,めまい,頭痛,しびれ感等
その他 発汗,熱感,全身倦怠感,脱力感,肩こり等

[後文]
注1:症状があらわれた場合には投与を中止すること。
※:類薬で認められた副作用であり,本剤での発現頻度は不明

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者では副作用があらわれやすいので,少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。(「重要な基本的注意」の項参照)

【妊産婦投与】

妊婦,産婦,授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物試験(マウス)でイソプロピルアンチピリンの類似化合物(スルピリン)に催奇形作用が報告されている1)。]
2.妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
3.イソプロピルアンチピリン又はアセトアミノフェンを妊娠後期のラットに投与した試験で,弱い胎児の動脈管収縮が報告されている2)。
4.授乳中の婦人には,本剤投与中は授乳を避けさせること。[本剤中の成分は母乳中に移行する。]

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。

【過量投与】

過量投与
1.アセトアミノフェンの過量投与により,肝臓・腎臓・心筋の壊死(初期症状:悪心,嘔吐,発汗,全身倦怠感等)が起こったとの報告がある。
2.総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤には,アセトアミノフェンを含むものがあり,本剤とアセトアミノフェン又はその配合剤との偶発的な併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがある。
3.アセトアミノフェン過量投与時の解毒(肝障害の軽減等)には,アセチルシステインの投与を考慮すること。

【その他の注意】

その他の注意
1.本剤中のアセトアミノフェンの類似化合物(フェナセチン)の長期投与により,血色素異常を起こすことがあるので,長期投与を避けること。
2.腎盂及び膀胱腫瘍の患者を調査したところ,類薬のフェナセチン製剤を長期・大量に使用(例:総服用量1.5〜27kg,服用期間4〜30年)していた人が多いとの報告がある。また,類似化合物(フェナセチン)を長期・大量投与した動物実験で,腫瘍発生が認められたとの報告がある。
3.非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において,一時的な不妊が認められたとの報告がある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱等に表示

【同一成分一覧】

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