2 個々の器官系用医薬品
21 循環器官用薬
214 血圧降下剤
2149 その他の血圧降下剤

改訂年月( 201407 )
商品分類番号( 872149 )
JPNコード( JPNC050839 )
YJコード( 2149019N2175 )
厚労省コード( 2149019N2175 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 31.10 )


■ペルジピンLAカプセル40mg 40mg1カプセル (アステラス製薬) 【内用】  
(般)ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】

  【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】

  【同一成分一覧】

【改訂年月】

201407

【改訂種別】

「版数」
第12版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.頭蓋内出血で止血が完成していないと推定される患者[出血が促進する可能性がある。]
2.脳卒中急性期で頭蓋内圧が亢進している患者[頭蓋内圧が高まるおそれがある。]
3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
白糖
添加物
ヒプロメロース
添加物
マクロゴール
添加物
メタクリル酸コポリマーL
添加物
ポリソルベート80
添加物
アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー
添加物
タルク
添加物
ラウリル硫酸ナトリウム
添加物
ゼラチン
識別コード
@545
識別コード
PdLA40@545

【組成】

組成
ペルジピンLAカプセル40mg:
有効成分 (1カプセル中) 添加物
ペルジピンLAカプセル40mg 日局 ニカルジピン塩酸塩 40mg 白糖、ヒプロメロース、マクロゴール、メタクリル酸コポリマーL、ポリソルベート80、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム、ゼラチン


【性状】

性状
ペルジピンLAカプセル40mg:
剤形 外形・号数・重量 外形・号数・重量 識別コード
ペルジピンLAカプセル40mg 硬カプセル剤 白色 (図略) (図略) (図略)545
ペルジピンLAカプセル40mg 硬カプセル剤 白色 号数 重量 (図略)545
ペルジピンLAカプセル40mg 硬カプセル剤 白色 3号 0.25g (図略)545

【色】
白色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用
//徐放性製剤

【効能効果】

効能・効果
本態性高血圧症

【用法用量】

用法・用量
通常成人には、本剤を1回ニカルジピン塩酸塩として20〜40mg1日2回経口投与する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.肝・腎機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝される。また、一般に重篤な腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下する可能性がある。]
2.低血圧症の患者[血圧がさらに低下する可能性がある。]
3.緑内障の患者[血管拡張作用により眼圧の上昇を招くおそれがある。]
4.高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

【重要注意】

重要な基本的注意
1.カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。
2.降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

【相互作用・その他】

相互作用
相互作用序文
本剤は、主としてCYP3A4で代謝される。

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
他の血圧降下剤 血圧降下作用が増強されることがある。 両剤の薬理学的な相加作用等による。
β-遮断剤 プロプラノロール 等 うっ血性心不全患者では、過度の血圧低下、心機能の低下があらわれることがある。必要に応じどちらかを減量又は投与を中止する。 両剤の薬理学的な相加作用による。 血圧降下作用の増強 陰性変力作用の増強
ジゴキシン ジゴキシンの作用を増強し、中毒症状(嘔気、嘔吐、めまい、徐脈、不整脈等)があらわれることがある。必要に応じジゴキシンを減量する。 本剤が、主に腎でのクリアランスを減少させ、ジゴキシンの血中濃度が上昇する。
ダントロレンナトリウム水和物 他のカルシウム拮抗剤(ベラパミル等)の動物実験で心室細動、循環虚脱がみられたとの報告がある。 高カリウム血症を来すと考えられる。
タンドスピロンクエン酸塩 動物実験で血圧降下作用が増強されたとの報告がある。 タンドスピロンクエン酸塩は中枢性の血圧降下作用を有し、相加的な降圧作用を示す。
ニトログリセリン 動物実験で房室ブロックを起こしたとの報告がある。 機序不明
免疫抑制剤 シクロスポリン タクロリムス水和物 等 免疫抑制剤の作用を増強し、中毒症状(特に腎機能異常)があらわれることがある。また、本剤の作用を増強し、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。必要に応じ免疫抑制剤及び本剤を減量する。 本剤あるいは免疫抑制剤によりCYP3A4が阻害され、免疫抑制剤あるいは本剤の血中濃度が上昇する。
フェニトイン (1)フェニトインの作用を増強し、中毒症状(神経的)があらわれることがある。必要に応じフェニトインを減量する。 (2)本剤の作用が減弱されることがある。必要に応じ本剤を増量する。 (1)本剤の蛋白結合率が高いため、血漿蛋白結合競合により、遊離型フェニトインが上昇する。 (2)CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される。
リファンピシン 本剤の作用が減弱されることがある。必要に応じ本剤を増量する。 CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される。
シメチジン 本剤の作用が増強され、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。必要に応じ本剤を減量する。 これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。
HIVプロテアーゼ阻害剤 サキナビル リトナビル 等 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の作用が増強されるおそれがある。 これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。
グレープフルーツジュース 本剤の作用が増強されるおそれがある。 グレープフルーツジュースによりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
承認時及び市販後使用成績調査時の総症例数5,986例中、副作用発現例数は186例(3.1%)であった。(再審査結果通知:1993年9月)
臨床症状の副作用の主なものは、頭痛、顔のほてり等であった。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.血小板減少(頻度不明):血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
2.肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 0.1〜5%未満 0.1%未満
肝臓注1) AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇 ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、血清コレステロール上昇
腎臓注1) BUN上昇、クレアチニン上昇
血液注2) 顆粒球減少
消化器 便秘、腹痛 食欲不振、胸やけ、口渇、下痢、悪心・嘔吐、胃部不快感
循環器 顔面潮紅、動悸、脱力・倦怠感、のぼせ 立ちくらみ、頻脈、熱感、血圧低下、浮腫
過敏症注3) 発疹、そう痒感 光線過敏症
口腔注3) 歯肉肥厚
その他 頭痛・頭重、めまい 耳鳴、眠気、しびれ感、不眠、胸部不快感、流涎、発赤、頻尿、ふらふら感

[後文]
注1)観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
注2)異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注3)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者に使用する場合は、低用量から投与を開始し、経過を十分に観察しながら慎重に投与することが望ましい。[一般的に高齢者では、過度の降圧は好ましくないとされている。]

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与を避けること。[動物実験で、妊娠末期に投与すると出生児の体重が少なく、その後の体重増加も抑制された。]
2.授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている。]

【小児投与】

小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

【その他の注意】

その他の注意
ラットに24カ月経口投与した実験で、45mg/kg/日投与群(臨床用量の約40倍)の雄に甲状腺濾胞の腫瘍が対照群に比し有意に増加したとの報告がある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
遮光、室温保存〔開封後は湿気を避けて保存すること。〕

【使用期限】

使用期限
ケース等に表示(製造後3年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg「日医工」 40mg1カプセル 日医工 6.80  

※赤色は後発品

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