2 個々の器官系用医薬品
21 循環器官用薬
214 血圧降下剤
2149 その他の血圧降下剤

改訂年月( 201406 )
商品分類番号( 872149 )
JPNコード( JPNC058329 )
YJコード( 2149039F1031 )
厚労省コード( 2149039F1031 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 72.00 )


■ニューロタン錠25mg 25mg1錠 (MSD) 【内用】  
(般)ロサルタンカリウム錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【効能効果使用上注意】   【用法用量】   【用法用量使用上注意】   【使用上注意】   【慎重投与】

  【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】

  【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】   【貯法】

  【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201406

【改訂種別】

「版数」
第25版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
3.重篤な肝障害のある患者〔「慎重投与」の項参照〕
4.アリスキレンを投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)〔非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。〕〔「重要な基本的注意」の項参照〕

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
乳糖水和物
添加物
部分アルファー化デンプン
添加物
結晶セルロース
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース
添加物
ヒプロメロース
添加物
ステアリン酸マグネシウム
添加物
酸化チタン
添加物
カルナウバロウ
識別コード
万951
識別コード
@951

【組成】

組成
ニューロタン錠25mg:
販売名 ニューロタン錠25mg
有効成分の名称 日本薬局方 ロサルタンカリウム
含量 25mg
添加物 乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、カルナウバロウ


【性状】

性状
ニューロタン錠25mg:
販売名 販売名 ニューロタン錠25mg
剤形・色調 剤形・色調 円形・フィルムコーティング錠・白色
外形 表面 (図略)
外形 表面 直径;5.7mm
外形 裏面 (図略)
外形 側面 (図略)
外形 側面 厚さ;2.8mm
識別コード 識別コード (図略) 951

【色】
白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
//割線

【効能効果】

効能・効果
1.高血圧症
2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症

【効能効果使用上注意】

効能・効果に関連する使用上の注意
高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の場合:
高血圧及び蛋白尿(尿中アルブミン/クレアチニン比300mg/g以上)を合併しない患者における本剤の有効性及び安全性は確認されていない。

【用法用量】

用法・用量
1.高血圧症:
通常、成人にはロサルタンカリウムとして25〜50mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日100mgまで増量できる。
2.高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:
通常、成人にはロサルタンカリウムとして50mgを1日1回経口投与する。なお、血圧値をみながら1日100mgまで増量できる。ただし、過度の血圧低下を起こすおそれのある患者等では25mgから投与を開始する。

【用法用量使用上注意】

用法・用量に関連する使用上の注意
高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症に対して、本剤を投与後、血清クレアチニン値が前回の検査値と比較して30%(あるいは1mg/dL)以上増加した場合、及び糸球体ろ過値、1/血清クレアチニン値の勾配等で評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は、減量あるいは投与中止を考慮すること。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
2.高カリウム血症の患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
3.重篤な腎機能障害のある患者〔高カリウム血症があらわれやすい。また、腎機能の悪化が起きるおそれがあるので、血清クレアチニンが2.5mg/dL以上の場合には、投与量を減らすなど慎重に投与すること。(「重要な基本的注意」の項参照)〕
4.肝機能障害又はその既往のある患者〔外国において、健康成人と比較して軽・中等度のアルコール性肝硬変患者ではロサルタンの消失速度が遅延し、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約5倍及び約2倍に上昇することが報告されている。〕
5.脳血管障害のある患者〔過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。〕
6.体液量が減少している患者(利尿降圧剤投与中、厳重な減塩療法中、血液透析中)〔「重要な基本的注意」の項参照〕
7.高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕

【重要注意】

重要な基本的注意
1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
2.高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
3.アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
4.本剤の投与によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難等を伴う)を起こすおそれがあるので、そのような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。また、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血圧のモニタリングを実施すること。特に次の患者では投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
(1).利尿降圧剤投与中の患者
(2).厳重な減塩療法中の患者
(3).血液透析中の患者
5.降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
6.手術前24時間は投与しないことが望ましい。
7.本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗薬投与中にまれに肝炎等の重篤な肝障害があらわれたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
8.2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では貧血があらわれやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には貧血の原因を考慮し、適切な処置を行うこと。
9.2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では血清カリウム上昇及び血清クレアチニン上昇があらわれやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血清カリウム値及び血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行うこと。血清カリウム値及び血清クレアチニン値に異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。特に、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用した場合、急性腎不全、高カリウム血症のリスクが増加するとの報告があるため、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用する際には注意すること。

【相互作用・その他】

相互作用
相互作用序文
本剤は、主に薬物代謝酵素チトクロームP450 2C9(CYP2C9)により活性代謝物であるカルボン酸体に代謝される。

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カリウム保持性利尿剤; スピロノラクトン トリアムテレン等 カリウム補給剤; 塩化カリウム アンジオテンシン変換酵素阻害剤 血清カリウム上昇、高カリウム血症を起こすおそれがある。 併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。腎機能障害のある患者には特に注意すること。 また、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤及びカリウム保持性利尿剤の3剤併用の場合には特に注意すること。
アリスキレン 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤; インドメタシン等 本剤の降圧作用が減弱されるおそれがある。 プロスタグランジンの合成阻害作用により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤; インドメタシン等 腎機能が悪化している患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。 プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。
リチウム; 炭酸リチウム リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。 本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの蓄積が起こると考えられている。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
臨床試験(治験):
(1).高血圧症:国内で実施された臨床試験で副作用が報告されたのは総症例709例中71例(10.0%)であり、主な副作用は頭痛13例(1.8%)、めまい9例(1.3%)、嘔吐・嘔気6例(0.8%)、ほてり5例(0.7%)であった。また、主な臨床検査値異常は、ALT(GPT)上昇19例(2.7%)、AST(GOT)上昇15例(2.1%)、CK(CPK)上昇15例(2.7%)、総コレステロール上昇11例(1.6%)、LDH上昇10例(1.4%)、赤血球減少10例(1.4%)であった。
なお、65歳以上の高齢者における副作用発現率は9.6%(156例中15例)で、65歳未満の非高齢者群(553例中56例、10.1%)と同様であり、主な副作用はめまい4例(2.6%)及び頭痛2例(1.3%)であった。
(2).高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:国際共同試験(国内症例含む)で総症例751例中、副作用は129例(17.2%)に認められ、主なものはめまい34例(4.5%)、高カリウム血症28例(3.7%)、低血圧19例(2.5%)、無力症/疲労12例(1.6%)であった。また、臨床検査値の異常変動は、111例(14.8%)に認められ、主なものは血清カリウム上昇89例(11.9%)、クレアチニン上昇30例(4.0%)、BUN上昇10例(1.3%)であった。
再審査終了時:
(1).使用成績調査:高血圧症患者を対象とした使用成績調査において、副作用が報告されたのは安全性集計対象症例5,729例中、249例(4.3%)であり、主な副作用はめまい34例(0.6%)、咳嗽16例(0.3%)、頭痛13例(0.2%)、発疹12例(0.2%)であった。また、主な臨床検査値異常は、クレアチニン上昇19例(0.3%)、BUN上昇17例(0.3%)であった。なお、本調査に引き続き実施された長期の特定使用成績調査(観察期間:15ヵ月)において副作用が報告されたのは、710例中16例(2.3%)であり、副作用発現傾向及び頻度は使用成績調査と比較して特に変わらなかった。
(2).特定使用成績調査(5年間の長期使用に関する調査:J-HEALTH):高血圧症患者を対象とした5年間の長期使用に関する調査において、副作用が報告されたのは安全性評価対象症例29,850例中1,081例(3.6%)であり、主な副作用はめまい89例(0.3%)、肝機能異常77例(0.3%)、頭痛52例(0.2%)であった。また、主な臨床検査値異常は、血圧低下35例(0.1%)、CK(CPK)上昇32例(0.1%)、BUN上昇30例(0.1%)であった。
(3).特定使用成績調査(高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症):高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症患者を対象とした特定使用成績調査において、副作用が報告されたのは安全性評価対象症例780例中、40例(5.1%)であり、主な副作用は高カリウム血症8例(1.0%)であった。臨床検査値異常はクレアチニン上昇6例(0.8%)であった。
副作用の頻度は「高血圧症」を対象とした臨床試験、使用成績調査及び特定使用成績調査、並びに「高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症」を対象とした臨床試験及び特定使用成績調査の合計より算出した。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(1).アナフィラキシー(頻度不明):不快感、口内異常感、発汗、蕁麻疹、呼吸困難、全身潮紅、浮腫等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
(2).血管浮腫(0.1%未満):顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
(3).急性肝炎(0.1%未満)または劇症肝炎(頻度不明)
(4).腎不全(0.1%未満)
(5).ショック(頻度不明)、失神(0.1%未満)、意識消失(0.1%未満):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
(6).横紋筋融解症(0.1%未満):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
(7).高カリウム血症(0.1%):重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
(8).不整脈(0.1%未満):心室性期外収縮、心房細動等の不整脈があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
(9).汎血球減少(0.1%未満)、白血球減少(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満):汎血球減少、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
(10).低血糖(0.1%未満):低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(11).低ナトリウム血症(0.1%未満):倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発現部位等 頻度不明 0.1〜5%未満 0.1%未満
精神神経系 頭痛、めまい 耳鳴、眠気、不眠、浮遊感
循環器系 低血圧 調律障害(頻脈等)、起立性低血圧、胸痛、動悸
消化器 口内炎、口角炎、胃不快感、胃潰瘍、下痢、嘔吐・嘔気、口渇
肝臓 肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇等) 黄疸
腎臓 BUN上昇、クレアチニン上昇
皮膚 多形紅斑、紅皮症 発疹 光線過敏、紅斑、そう痒、蕁麻疹
血液 貧血 赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多
その他 勃起不全 咳嗽 発熱、ほてり、味覚障害、しびれ感、眼症状(かすみ、異和感等)、倦怠感、無力症/疲労、浮腫、関節痛、筋痙攣、筋肉痛、総コレステロール上昇、CK(CPK)上昇、血中尿酸値上昇、女性化乳房


【高齢者投与】

高齢者への投与
1.高齢者では一般に生理機能が低下しているので、患者の状態に注意すること。
2.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
3.高齢者での体内薬物動態試験で、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められている(非高齢者に比較してロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約2倍及び約1.3倍に上昇)。
4.高齢者と非高齢者との間で降圧効果及び副作用の発現に関する差異は認められていない。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。〔妊娠中期及び末期に本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、多臓器不全、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の奇形、頭蓋顔面の奇形、肺の発育不全等があらわれたとの報告がある。〕
2.本剤投与中は授乳を中止させること。〔動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。〕
(参考):ラットの周産期及び授乳期に10〜100mg/kg/日投与した試験において、100mg/kg/日で産児死亡の軽度の増加が認められた。また、各投与群で産児の低体重が認められ、本試験の無毒性量は追加試験の成績から5mg/kg/日であった。1)2)

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
気密容器、室温保存(開封後は湿気を避けて保存すること)

【使用期限】

使用期限
外箱に表示(使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること)

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
ロサルタンカリウム錠25mg「AA」 25mg1錠 あすかActavis製薬 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「BMD」 25mg1錠 ビオメディクス 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「DK」 25mg1錠 大興製薬 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「FFP」 25mg1錠 富士フイルムファーマ 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「JG」 25mg1錠 日本ジェネリック 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「KOG」 25mg1錠 日本薬品工業 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「NP」 25mg1錠 ニプロ 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「TCK」 25mg1錠 辰巳化学 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「YD」 25mg1錠 陽進堂 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「ZE」 25mg1錠 全星薬品工業 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「アメル」 25mg1錠 共和薬品工業 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「杏林」 25mg1錠 キョーリンリメディオ 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「ケミファ」 25mg1錠 日本ケミファ 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「サワイ」 25mg1錠 沢井製薬 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「サンド」 25mg1錠 サンド 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「テバ」 25mg1錠 テバ製薬 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「日医工」 25mg1錠 日医工 30.50  
ロサルタンカリウム錠25mg「本草」 25mg1錠 本草製薬 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「マヤ」 25mg1錠 摩耶堂製薬 38.90  
ロサルタンカリウム錠25mg「モチダ」 25mg1錠 ニプロパッチ 30.50  
ロサルタンK錠25mg「DSEP」 25mg1錠 第一三共エスファ 30.50  
ロサルタンK錠25mg「EE」 25mg1錠 エルメッドエーザイ 38.90  
ロサルタンK錠25mg「KN」 25mg1錠 小林化工 30.50  
ロサルタンK錠25mg「オーハラ」 25mg1錠 大原薬品工業 38.90  
ロサルタンK錠25mg「科研」 25mg1錠 ダイト 38.90  
ロサルタンK錠25mg「タカタ」 25mg1錠 高田製薬 38.90  
ロサルタンK錠25mg「トーワ」 25mg1錠 東和薬品 38.90  
ロサルタンK錠25mg「日新」 25mg1錠 日新製薬 30.50  
ロサルタンK錠25mg「ファイザー」 25mg1錠 ファイザー 38.90  
ロサルタンK錠25mg「明治」 25mg1錠 Meiji Seika ファルマ 38.90  

※赤色は後発品

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