2 個々の器官系用医薬品
21 循環器官用薬
214 血圧降下剤
2149 その他の血圧降下剤

改訂年月( 201406 )
商品分類番号( 872149 872179 )
JPNコード( JPNC041156 )
YJコード( 2149040F3029 )
厚労省コード( 2149040F3029 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 135.60 )


■ブロプレス錠8 8mg1錠 (武田薬品工業) 【内用】  
(般)カンデサルタンシレキセチル錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【効能効果使用上注意】   【用法用量】   【用法用量使用上注意】   【使用上注意】   【慎重投与】

  【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】

  【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】   【貯法】

  【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201406

【改訂種別】

「版数」
第23版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
3.アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
カルメロースカルシウム
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース
添加物
マクロゴール6000
添加物
ステアリン酸マグネシウム
添加物
乳糖水和物
添加物
黄色5号
識別コード
@297
識別コード
8

【組成】

組成
ブロプレス錠8:
本剤は日本薬局方カンデサルタン シレキセチル錠である。
ブロプレス錠8:1錠中カンデサルタン シレキセチル8mgを含有する。
添加物:トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール6000、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物、黄色5号

【性状】

性状
ブロプレス錠8:
ごくうすいだいだい色の割線入りの素錠である。
識別コード 形状 形状 形状 直径 (mm) 厚さ (mm)
識別コード 上面 下面 側面 直径 (mm) 厚さ (mm)
ブロプレス錠8 (図略) 297 (図略) (図略) (図略) 7.1 2.6

【色】
ごくうすいだいだい色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線
//徐放性製剤

【効能効果】

効能効果
ブロプレス錠8の場合:
効能・効果 用法・用量
高血圧症 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4〜8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する。ただし、腎障害を伴う場合には、1日1回2mgから投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
腎実質性高血圧症 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
下記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の投与が適切でない場合 慢性心不全(軽症〜中等症) 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量できる。なお、原則として、アンジオテンシン変換酵素阻害剤以外による基礎治療は継続すること。


【効能効果使用上注意】

効能・効果に関連する使用上の注意
ブロプレス錠8:
慢性心不全の場合:
[1].アンジオテンシン変換酵素阻害剤投与による前治療が行われていない患者における本剤の有効性は確認されておらず、本剤は、アンジオテンシン変換酵素阻害剤から切り替えて投与することを原則とする。
[2].アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が不十分な患者における本剤の有効性及び安全性、並びにアンジオテンシン変換酵素阻害剤と本剤を併用した場合の有効性及び安全性は確認されていない。

【用法用量】

用法用量
ブロプレス錠8の場合:
効能・効果 用法・用量
高血圧症 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4〜8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する。ただし、腎障害を伴う場合には、1日1回2mgから投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
腎実質性高血圧症 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
下記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の投与が適切でない場合 慢性心不全(軽症〜中等症) 通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量できる。なお、原則として、アンジオテンシン変換酵素阻害剤以外による基礎治療は継続すること。


【用法用量使用上注意】

用法・用量に関連する使用上の注意
ブロプレス錠8:
慢性心不全の場合:
投与開始時の収縮期血圧が120mmHg未満の患者、腎障害を伴う患者、利尿剤を併用している患者、心不全の重症度の高い患者には、2mg/日から投与を開始すること。2mg/日投与は、低血圧関連の副作用に対する忍容性を確認する目的であるので4週間を超えて行わないこと。
本剤の投与により、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、初回投与時、及び4mg/日、8mg/日への増量時には、血圧等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する等の適切な処置を行うこと。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
2.高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
3.腎障害のある患者[過度の降圧により腎機能が悪化するおそれがあり、また、慢性心不全の臨床試験において、腎障害の合併が腎機能低下発現の要因であったことから、1日1回2mgから投与を開始するなど慎重に投与すること。]
4.肝障害のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。また、活性代謝物カンデサルタンのクリアランスが低下することが推定されているため、少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。](【薬物動態】の項参照)
5.薬剤過敏症の既往歴のある患者
6.高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

【重要注意】

重要な基本的注意
高血圧症及び慢性心不全共通:
(1).両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
(2).高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
(3).アリスキレンフマル酸塩を併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
(4).降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
(5).手術前24時間は投与しないことが望ましい(アンジオテンシンII受容体拮抗剤投与中の患者は、麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下を起こす可能性がある)。
高血圧症の場合:
(1).本剤の投与により、まれに血圧が急激に低下し、ショック、失神、一過性の意識消失や腎機能の低下を起こすおそれがあるので、特に次の患者に投与する場合は、少量より開始し、増量する場合は血圧、腎機能及び患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。(「重大な副作用」の項参照)
[1].血液透析中の患者
[2].厳重な減塩療法中の患者
[3].利尿剤投与中の患者(特に最近利尿剤投与を開始した患者)
[4].低ナトリウム血症の患者
[5].腎障害のある患者
[6].心不全の患者
慢性心不全の場合:
(1).通常、ジギタリス製剤、利尿剤等と併用する。なお、本剤の単独投与での有用性は確立していない。
(2).NYHA 心機能分類IVの慢性心不全患者に対する本剤の有用性は確立していない(使用経験が少ない)。
(3).大動脈弁狭窄症又は閉塞性肥大型心筋症のある患者は過度の血圧低下を来すと、症状が悪化するおそれがあるので、観察を十分に行うこと。
(4).本剤の投与により、急激な血圧低下、腎機能低下あるいは貧血を起こすおそれがあるので、特に次の患者に投与する場合は、血圧、腎機能、貧血の指標(ヘモグロビン等)及び患者の状態を十分に観察しながら投与を開始し、慎重に増量すること。(「重大な副作用」の項参照)
[1].血液透析中の患者
[2].厳重な減塩療法中の患者
[3].利尿剤投与中の患者(特に最近利尿剤投与を開始した患者)
[4].低ナトリウム血症の患者
[5].腎障害のある患者
[6].低血圧の患者
[7].NYHA 心機能分類III等の比較的重症度の高い慢性心不全患者

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン、トリアムテレン等 エプレレノン カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇することがあるので注意すること。 本剤のアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。 危険因子;特に腎機能障害のある患者
利尿剤 フロセミド、トリクロルメチアジド 等 利尿剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。 利尿剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい。
アリスキレンフマル酸塩 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
リチウム リチウム中毒が報告されているので、リチウムと併用する場合には、血中のリチウム濃度に注意すること。 腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。
次の薬剤により併用治療されている場合 アンジオテンシン変換酵素阻害剤及びβ遮断剤 ループ利尿剤及びカリウム保持性利尿剤 慢性心不全の臨床試験では、左記の併用に加え更に本剤を併用すると、立ちくらみ、ふらつき及び低血圧の発現頻度が高く、かつ程度が高いので、血圧を十分に観察すること。 「重要な基本的注意」の項の「慢性心不全の場合」の(4)参照
非ステロイド性消炎鎮痛剤 (NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤 インドメタシン 等 降圧作用が減弱することがある。 非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害することから、降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている。
非ステロイド性消炎鎮痛剤 (NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤 インドメタシン 等 腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。 非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
高血圧症の場合:承認時までの試験では928例中226例(24.4%)に、製造販売後の使用成績調査(再審査終了時点)では4,152例中215例(5.2%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。
慢性心不全の場合:承認時までの試験では496例中239例(48.2%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。本剤あるいはプラセボを24週間投与した慢性心不全の二重盲検比較試験では、本剤投与群において58.9%、プラセボ投与群において51.0%に臨床検査値の異常を含む副作用がみられた。また、心不全の悪化に伴わない心血管系のイベントが本剤群に4例(心室細動、意識喪失、一過性意識障害、脳梗塞)、プラセボ群に2例(再狭窄部へのPTCA施行、脳梗塞)、重篤な副作用が本剤群で2例(急性腎不全、胃潰瘍)、プラセボ群で1例(十二指腸潰瘍)みられた。このうち本剤群でみられた心室細動、脳梗塞の転帰として死亡が確認された。製造販売後の調査(長期使用)では1,087例中126例(11.6%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている(再審査終了時点)。
以下の副作用は上記の試験・調査あるいは自発報告等で認められたものである。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
(いずれも頻度不明。ただし慢性心不全の場合は、失神、意識消失及び急性腎不全は0.1〜5%未満。)
1.血管浮腫:顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.ショック、失神、意識消失:ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿剤投与中あるいは心不全の患者では少量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
3.急性腎不全:急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.高カリウム血症:重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
5.肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6.無顆粒球症:無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
7.横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
9.低血糖:低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
高血圧症の場合:
発現部位等 0.1〜5%未満 0.1%未満
過敏症注2) 発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症
循環器 めまい注3)、ふらつき注3)、立ちくらみ注3)、動悸、ほてり 期外収縮、心房細動
精神神経系 頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感 四肢のしびれ感
消化器 悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、心窩部痛、下痢、口内炎 味覚異常
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇
血液 貧血、白血球減少、白血球増多、好酸球増多、血小板減少
腎臓 BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿
その他 倦怠感、脱力感、鼻出血、頻尿、浮腫、咳、血中カリウム上昇、総コレステロール上昇、血中CK(CPK)上昇、CRP上昇、血中尿酸上昇、血清総タンパク減少 低ナトリウム血症、腰背部痛、筋肉痛

[後文]
注2)このような場合には投与を中止すること。
注3)このような場合には減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。
[前文]
慢性心不全の場合:慢性心不全例では高血圧例に比べ立ちくらみ、ふらつき、低血圧、腎機能異常及び貧血等があらわれやすく、血圧、腎機能及び貧血の指標(ヘモグロビン等)に留意し、必要に応じ本剤あるいは併用薬を減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。なお、高血圧症の場合の副作用にも注意が必要である。
発現部位等 5%以上 0.1〜5%未満
過敏症注2) 発疹、そう痒
循環器 立ちくらみ、低血圧、ふらつき めまい、徐脈、動悸、期外収縮、ほてり
精神神経系 頭痛、眠気、不眠、頭重感、しびれ感
消化器 悪心、心窩部痛、便秘、胃潰瘍、口渇、味覚異常、嘔吐、食欲不振、胃部不快感
肝臓 γ-GTP上昇 ALT(GPT)、AST(GOT)、LDH、AL-Pの上昇
血液 貧血 白血球減少、好酸球増多、白血球増多、血小板減少
腎臓 BUN、クレアチニンの上昇 蛋白尿
その他 血中カリウム上昇、血中尿酸上昇、血中CK(CPK)上昇 倦怠感、脱力感、咳、浮腫、視覚異常、総コレステロール上昇、低ナトリウム血症、血清総タンパク減少

[後文]
注2)このような場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者では患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。]

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期に本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の低形成等があらわれたとの報告がある。]
2.授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[ラットの周産期及び授乳期に本剤を強制経口投与すると、10mg/kg/日以上の群で出生児に水腎症の発生増加が認められている。1)なお、ラットの妊娠末期のみ、あるいは授乳期のみに本剤を投与した場合、いずれも300mg/kg/日で出生児に水腎症の増加が認められている。]

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱に表示の使用期限内に使用すること。(使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。)

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
カンデサルタン錠8mg「あすか」 8mg1錠 あすか製薬 81.40  
カンデサルタン錠8mg「BMD」 8mg1錠 ビオメディクス 67.80  
カンデサルタン錠8mg「DK」 8mg1錠 大興製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「DSEP」 8mg1錠 第一三共エスファ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「EE」 8mg1錠 エルメッドエーザイ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「FFP」 8mg1錠 富士フイルムファーマ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「JG」 8mg1錠 日本ジェネリック 67.80  
カンデサルタン錠8mg「KN」 8mg1錠 小林化工 67.80  
カンデサルタン錠8mg「KO」 8mg1錠 寿製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「KOG」 8mg1錠 興和 67.80  
カンデサルタン錠8mg「TCK」 8mg1錠 辰巳化学 67.80  
カンデサルタン錠8mg「YD」 8mg1錠 陽進堂 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ZE」 8mg1錠 全星薬品工業 67.80  
カンデサルタン錠8mg「アメル」 8mg1錠 共和薬品工業 67.80  
カンデサルタン錠8mg「イセイ」 8mg1錠 コーアイセイ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「オーハラ」 8mg1錠 大原薬品工業 67.80  
カンデサルタン錠8mg「科研」 8mg1錠 シオノケミカル 67.80  
カンデサルタン錠8mg「杏林」 8mg1錠 キョーリンリメディオ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ケミファ」 8mg1錠 日本ケミファ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「サノフィ」 8mg1錠 サノフィ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「サワイ」 8mg1錠 沢井製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「サンド」 8mg1錠 サンド 67.80  
カンデサルタン錠8mg「三和」 8mg1錠 三和化学研究所 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ゼリア」 8mg1錠 日本薬品工業 67.80  
カンデサルタン錠8mg「タナベ」 8mg1錠 田辺三菱製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ツルハラ」 8mg1錠 鶴原製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「テバ」 8mg1錠 テバ製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「トーワ」 8mg1錠 東和薬品 67.80  
カンデサルタン錠8mg「日医工」 8mg1錠 日医工 67.80  
カンデサルタン錠8mg「日新」 8mg1錠 日新製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ニプロ」 8mg1錠 ニプロ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「ファイザー」 8mg1錠 マイラン製薬 67.80  
カンデサルタン錠8mg「明治」 8mg1錠 Meiji Seika ファルマ 67.80  
カンデサルタン錠8mg「モチダ」 8mg1錠 持田製薬 67.80  

※赤色は後発品

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