2 個々の器官系用医薬品
21 循環器官用薬
216 血管収縮剤
2160 その他の血管収縮剤

改訂年月( 200906 )
商品分類番号( 87216 )
JPNコード( JPNC004437 )
YJコード( 2160002F1028 )
厚労省コード( 2160002F1028 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 44.20 )


■メトリジン錠2mg 2mg1錠 (大正製薬|大正富山医薬品) 【内用】  
(般)ミドドリン塩酸塩錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【副作用】

  【発現状況】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【適用上の注意】   【貯法】

  【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

200906

【改訂種別】

「版数」
第6版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(規制区分の変更)

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の患者は、ノルエピネフリン等と類似の作用を持つ交感神経刺激薬により過度な反応を起こす可能性が知られている。本剤は、薬理学的にこれらの薬剤と同様な反応を起こすおそれがある。]
2.褐色細胞腫の患者[褐色細胞腫の患者は、カテコールアミンの過剰放出があり、本剤が病態を悪化させるおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
D-マンニトール
添加物
結晶セルロース
添加物
ショ糖脂肪酸エステル
識別コード
T65

【組成】

組成
販売名 メトリジン錠2mg
成分・含量 1錠中 ミドドリン塩酸塩 2mg
添加物 トウモロコシデンプン D-マンニトール 結晶セルロース ショ糖脂肪酸エステル


【性状】

性状
販売名 識別コード 剤形 外形・サイズ等 外形・サイズ等 外形・サイズ等
メトリジン錠2mg T65 白色の割線入り素錠 上面 下面 側面
メトリジン錠2mg T65 白色の割線入り素錠 (図略) (図略) (図略)
メトリジン錠2mg T65 白色の割線入り素錠 直径 (mm) 厚み (mm) 重量 (mg)
メトリジン錠2mg T65 白色の割線入り素錠 約6 約2.6 約100

【色】
白色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線

【効能効果】

効能・効果
本態性低血圧、起立性低血圧

【用法用量】

用法・用量
成人にはミドドリン塩酸塩として、通常1日4mgを2回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減する。ただし、重症の場合は1日8mgまで増量できる。
小児にはミドドリン塩酸塩として、通常1日4mgを2回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高量は6mgとする。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.重篤な心臓障害のある患者[本剤は静脈還流量増加作用を介した心臓への作用を有しているため、静脈還流を治療上抑制している患者等に投与する場合、病態を悪化させるおそれがある。]
2.重篤な血管障害のある患者[閉塞性動脈硬化症等の重篤な血管狭窄のある患者に投与する場合、病態を悪化させるおそれがある。]
3.重篤な腎障害のある患者[消失半減期の延長により血中濃度が持続するので、投与間隔をあけて使用する。]
4.高血圧の患者[基礎疾患として高血圧がある起立性低血圧患者に使用する場合、過度の血圧上昇が起こるおそれがある。]
5.前立腺肥大に伴う排尿困難のある患者[本剤が膀胱頸部のα受容体に作用するため、排尿困難を悪化させるおそれがある。]

【重要注意】

重要な基本的注意
外国において、神経原性起立性低血圧に対する二重盲検試験が実施された。臥位血圧が過度に上昇した症例が報告されているので注意すること。動悸、頭痛などの症状は臥位血圧の上昇による場合が考えられる。臥位血圧の上昇は本剤の減量、または頭部を高くして寝ることで調節できるが、臥位高血圧が続く場合には投与を中止すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
総症例9,156例中、121例(1.32%)154件に副作用が認められた。その主なものは、頭痛14件、悪心13件、腹痛12件であった。[再審査終了時]

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
下記のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて、適切な処置を行うこと。
発現部位等 0.1〜1%未満 0.1%未満 頻度不明
精神神経系 眠気 いらいら感
消化器 悪心 腹痛 嘔吐 口内炎 腹部膨満感 便秘 下痢
循環器 高血圧 動悸 心室性期外収縮
中枢神経系 頭痛 めまい
皮膚注) 発疹 立毛感 そう痒感 蕁麻疹 発赤
肝臓 肝機能障害 ALT(GPT)上昇 AST(GOT)上昇 Al-P上昇
その他 ほてり感 悪寒 けん怠感 頻尿 発汗亢進 肩こり 異常感覚 排尿困難

[後文]
注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
気密容器・室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱及び容器に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
アバルナート錠2 2mg1錠 東和薬品 11.20  
ナチルジン錠2mg 2mg1錠 テバ製薬 11.20  
ミドドリン塩酸塩錠2mg「JG」 2mg1錠 大興製薬 11.20  
ミドドリン塩酸塩錠2mg「オーハラ」 2mg1錠 大原薬品工業 16.80  
ミドドリン塩酸塩錠2mg「サワイ」 2mg1錠 沢井製薬 16.80  

※赤色は後発品

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