2 個々の器官系用医薬品
21 循環器官用薬
218 高脂血症用剤
2183 クロフィブラ−ト系製剤

改訂年月( 201502 )
商品分類番号( 872183 )
JPNコード( JPNC004936 )
YJコード( 2183001F1060 )
厚労省コード( 2183001F1060 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 14.30 )


■リポクリン錠200 200mg1錠 (大日本住友製薬) 【内用】  
(般)クリノフィブラート錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【原則禁忌】   【組成性状】   【組成】

  【性状】   【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】

  【相互作用・その他】   【原則併用禁忌】   【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】

  【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】   【その他の注意】

  【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201502

【改訂種別】

「版数」
第7版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕

【原則禁忌】

原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者に、本剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。〔横紋筋融解症があらわれやすい(「相互作用」の項参照)。〕

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
カルメロースカルシウム
添加物
ポリビニルアルコール(部分けん化物)
添加物
ステアリン酸マグネシウム
識別コード
@510

【組成】

組成
販売名 リポクリン錠200
有効成分 1錠中クリノフィブラート200mgを含有する。
添加物 カルメロースカルシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、ステアリン酸マグネシウム


【性状】

性状
販売名 リポクリン錠200
色・剤形 白色〜帯黄白色素錠(割線入り)
外形 (図略)(図略)(図略)
大きさ 直径 約9mm
識別コード (図略)510

【色】
白色〜帯黄白色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線

【効能効果】

効能・効果
高脂質血症

【用法用量】

用法・用量
通常、成人1日クリノフィブラートとして600mgを3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.腎障害又はその既往歴のある患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
2.肝障害又はその既往歴のある患者

【重要注意】

重要な基本的注意
本剤の適用にあたっては、次の点に十分留意すること。
(1).適用の前に十分な検査を実施し、高脂質血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
(2).あらかじめ高脂質血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や、高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。
(3).投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
(4).フィブラート系薬剤で、腎機能障害を有する患者において急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症(「副作用(1)重大な副作用 横紋筋融解症」の項参照)があらわれることがあるので、投与にあたっては患者の腎機能を検査したうえで投与の可否を決定し、血清クレアチニン値に応じ減量又は投与間隔の延長等を行うこと。

【相互作用・その他】

相互作用

【原則併用禁忌】

原則併用禁忌(原則として併用しないこと)
[前文]
腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者では原則として併用しないこととするが、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ慎重に併用すること。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HMG-CoA還元酵素阻害薬; プラバスタチンナトリウム シンバスタチン フルバスタチンナトリウム 等 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。やむを得ず併用する場合には、本剤を少量から投与開始するとともに、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)の上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。 危険因子;腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者 機序は不明であるが、フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬の併用で、それぞれの薬剤単独投与時に比べて併用時に横紋筋融解症発現の危険性が高まるという報告がある。


【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
抗凝血剤 抗凝血作用を増強する可能性がある。観察を十分に行い、慎重に投与すること。 本剤は血小板凝集能の抑制がみられている。
HMG-CoA還元酵素阻害薬; プラバスタチンナトリウム シンバスタチン フルバスタチンナトリウム 等 フィブラート系薬剤で、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急激に腎機能が悪化することがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 機序不明であるが、フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬の併用で、それぞれの薬剤単独投与時に比べて併用時に横紋筋融解症発現の危険性が高まるという報告がある。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
承認までの臨床試験における調査症例1411例及び承認後の使用成績調査症例10264例計11675例中、副作用又は臨床検査値の変動が認められたのは347例(3.0%)であった。主な副作用は発疹64件(0.55%)、悪心・嘔吐51件(0.44%)、腹痛50件(0.43%)、下痢45件(0.39%)等であった。また、臨床検査値の変動としてAST(GOT)上昇25件(0.21%)、ALT(GPT)上昇24件(0.21%)、CK(CPK)上昇12件(0.10%)等が認められた。〔再審査資料〕

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
横紋筋融解症:フィブラート系薬剤で、腎機能障害を有する患者において、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急激に腎機能が悪化することがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
発現部位等 0.1〜1% 0.1%未満
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 Al-Pの上昇等
筋肉 CK(CPK)の上昇
中枢神経 頭痛・頭重感、めまい
皮膚 発疹※、そう痒※ 発赤※、紅斑性発疹※、蕁麻疹※、湿疹※、脱毛※等、発汗、頭部粃糠の増加
消化器 悪心・嘔吐、食欲不振、消化不良、腹痛、腹部膨満感、下痢 心窩部痛、便秘、口内炎、口角炎等
その他 ほてり、顔面浮腫、脱力・倦怠感

[後文]
※:発現した場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者では腎機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすいので慎重に投与すること(「重要な基本的注意」の項参照)。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳中の婦人には投与しないこと。〔動物実験で胎児並びに母乳中への移行が報告されている。〕

【小児投与】

小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

【その他の注意】

その他の注意
ラットに長期間臨床用量の10倍量(100mg/kg)を投与したところ、対照群に比して良性の乳腺腫瘍の発生頻度の高いことが報告されている。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱等に記載

【同一成分一覧】

▲TOP