2 個々の器官系用医薬品
23 消化器官用薬
232 消化性潰瘍用剤
2329 その他の消化性潰瘍用剤
改訂年月( 201504 )
商品分類番号( 872329 )
JPNコード( JPNC055190 )
YJコード( 2329008C1097 )
厚労省コード( 2329008C1097 )
薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 6.40 )
■アルサルミン細粒90% 90%1g (中外製薬) 【内用】
(般)スクラルファート水和物細粒
【改訂年月】
【改訂種別】
【禁忌】
【組成性状】
【組成】
【性状】
【効能効果】
【用法用量】
【使用上注意】
【慎重投与】
【相互作用・その他】
【併用注意】
【副作用】
【発現状況】
【他副作用(国内)】
【高齢者投与】
【その他の注意】
【貯法】
【使用期限】
【同一成分一覧】
201504
「版数」
第10版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂
禁忌(次の患者には投与しないこと)
透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。]
規格単位毎の組成性状
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
マクロゴール6000
添加物
ヒプロメロース
添加物
含水二酸化ケイ素
添加物
香料
組成
販売名
販売名
アルサルミン細粒90%
成分
有効成分・含有量
1g中日局スクラルファート水和物(ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩) 900mg
成分
添加物
トウモロコシデンプン、マクロゴール6000、ヒプロメロース、含水二酸化ケイ素、香料
性状
販売名
アルサルミン細粒90%
色・剤形
白色細粒剤
【色】
白色
【剤形】
細粒剤/散剤/内用
効能効果
1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍
2.下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善:
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
用法用量
通常、成人1回1〜1.2gずつ、1日3回経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。]
2.リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する。]
相互作用
併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
クエン酸製剤
クエン酸カリウム、
クエン酸ナトリウム水和物 等
血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。
キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。
血清カリウム抑制イオン交換樹脂
ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱するおそれがある。
アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる。
ニューキノロン系抗菌剤
ノルフロキサシン、
塩酸シプロフロキサシン 等
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがある。この相互作用は併用薬を本剤の2時間以上前に服用することにより、弱まるとの報告がある。
アルミニウムイオンと併用薬剤が不溶性のキレートを形成し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する。
ジギタリス製剤
ジゴキシン 等
フェニトイン
テトラサイクリン系抗生物質
スルピリド
等
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがある。この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある。
本剤が併用薬剤を吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する。
甲状腺ホルモン剤
レボチロキシンナトリウム水和物
等
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがある。これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる。
消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される。
胆汁酸製剤
ウルソデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがある。これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる。
消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される。
テオフィリン徐放性製剤
同時に服用することにより、テオフィリン徐放性製剤のAUCが低下するおそれがある。
本剤がテオフィリン徐放性製剤の吸収を阻害するとの報告がある。
キニジン 等
制酸剤(乾燥水酸化アルミニウムゲル等)の投与により、併用薬剤の排泄が遅延することが知られている。
制酸剤による尿のpH上昇による。
副作用
副作用発現状況の概要
総症例数2,681例中90件に副作用が認められた。主な副作用は便秘59件(2.2%)、口渇19件(0.7%)であった。(効能追加時)
その他の副作用
[前文]
1.以下のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行うこと。
発現部位等
頻度不明
0.1〜5%未満
0.1%未満
消化器
便秘、口渇、悪心
嘔気等
皮膚
発疹、蕁麻疹等
過敏症
アナフィラキシー反応
1.長期投与:長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがあるので、慎重に投与すること。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意すること。
その他の注意
経管栄養処置を受けている成人患者、低出生体重児及び新生児発育不全において、胃石・食道結石がみられたとの報告があるので、観察を十分に行い、これらが疑われた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
貯法及び期限等
貯法
室温保存
使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること
商品名 | 規格単位 | 会社名 | 単位薬価 | 廃止日付 |
スクラルファート細粒90%「アメル」 | 90%1g | 共和薬品工業 | 6.20 | |
スクラルファート細粒90%「ツルハラ」 | 90%1g | 鶴原製薬 | 6.20 | |
ツナルミン細粒90% | 90%1g | 前田薬品工業 | 6.20 |
※赤色は後発品