2 個々の器官系用医薬品
23 消化器官用薬
233 健胃消化剤
2339 その他の健胃消化剤

改訂年月( 201111 )
商品分類番号( 872339 )
JPNコード( JPNC059261 )
YJコード( 2339177B1038 )
厚労省コード( 2339177B1038 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 6.20 )


■S・M配合散 1g (第一三共エスファ) 【内用】  
(般)タカヂアスターゼ・生薬配合剤散

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【相互作用・その他】   【併用注意】

  【副作用】   【発現状況】   【他副作用(国内)】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201111

【改訂種別】

「版数」
第7版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがある。]
3.ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠中毒症等)[ナトリウムの貯留増加により症状が悪化するおそれがある。]
4.高カルシウム血症の患者[血中カルシウム濃度が上昇し、症状が悪化するおそれがある。]
5.甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[血中カルシウム濃度の上昇により病態に悪影響を及ぼすおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
l-メントール
添加物
デキストリン

【組成】

組成
成人1回服用量(1.3g)中に次の成分を含有:
販売名 有効成分 添加物
S・M配合散 タカヂアスターゼ 100mg メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 400mg 炭酸水素ナトリウム(日局) 300mg 沈降炭酸カルシウム(日局) 200mg チョウジ(丁子)末(日局) 10mg ウイキョウ(茴香)末(日局) 20mg ケイヒ(桂皮)末(日局) 74.5mg ショウキョウ(生姜)末(日局) 24.5mg サンショウ(山椒)末(日局) 1mg オウレン(黄連)末(日局) 50mg カンゾウ(甘草)末(日局) 118mg l-メントール、デキストリン


【性状】

製剤の性状
淡灰色〜灰褐色の特異な芳香と味を有する粉末
【色】
淡灰色〜灰かっ色
【剤形】
粉末/散剤/内用

【効能効果】

効能又は効果
下記消化器症状の改善
食欲不振、胃部不快感、胃もたれ、嘔気・嘔吐

【用法用量】

用法及び用量
通常1回量として、下表の用量を1日3回、毎食後に水又は温湯で経口投与する。
年齢 1回量
成人 約1.3g
7〜14歳 成人の1/2量
4〜6歳 成人の1/3量
2〜3歳 成人の1/6量

なお、疾患、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.重篤な消化管潰瘍のある患者[炭酸水素ナトリウムを配合しているため、症状が悪化するおそれがある。]
2.腎不全の患者[排泄障害により副作用があらわれることがある。]
3.心機能障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
4.肺機能障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
5.リン酸塩低下のある患者[アルミニウムにより無機リンの吸収が阻害される。]
6.低クロル性アルカローシス等の電解質失調の患者[症状が悪化するおそれがある。]

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
活性型ビタミンD 高カルシウム血症があらわれやすくなる。 消化管からのカルシウムの吸収が亢進される。
テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン塩酸塩、ミノサイクリン塩酸塩等 本剤との併用により、これらの薬剤の効果が減弱することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。 本剤に含まれるアルミニウム、マグネシウム等とキレートを生成し、吸収が低下することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する。
ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン水和物、ノルフロキサシン、オフロキサシン等 本剤との併用により、これらの薬剤の効果が減弱することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。 本剤に含まれるアルミニウム、マグネシウム等とキレートを生成し、吸収が低下することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する。
大量の牛乳・カルシウム製剤 Milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、症状が発現した場合には投与を中止すること。 本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられている。
その他の併用薬剤 併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。 この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。 本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられている。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明
長期・大量投与 腎結石、尿路結石
代謝異常注1) 高マグネシウム血症
消化器 便秘
過敏症注2) 発疹
その他注3) 低カリウム血症、血圧上昇、体重増加、浮腫

[後文]
注1)長期投与によりあらわれることがある。
注2)投与を中止すること。
注3)カンゾウを配合しているため、長期連用によりあらわれることがある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存
吸湿性であるので、開封後は密栓して乾燥した場所に保存すること。

【使用期限】

使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること。

【同一成分一覧】

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