2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
261 外皮用殺菌消毒剤
2612 ヨウ素化合物

改訂年月( 201104 )
商品分類番号( 872612 )
JPNコード( JPNC055404 )
YJコード( 2612701Q3318 )
厚労省コード( 2612701Q3318 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 2.78 )


■イソジン液10% 10%10mL (Meiji Seikaファルマ) 【外用】  
(般)ポビドンヨード液

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【副作用】   【発現状況】

  【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【妊産婦投与】   【検査影響】   【適用上の注意】   【その他の注意】

  【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201104

【改訂種別】

「版数」
第2版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には使用しないこと)
本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
濃グリセリン
添加物
クエン酸水和物
添加物
無水リン酸一水素ナトリウム
添加物
ラウロマクロゴール
添加物
pH調整剤

【組成】

組成
イソジン液10%は、1mL中に下記の成分を含有する。
有効成分 ポビドンヨード 100mg(有効ヨウ素として10mg)
添加物 濃グリセリン、クエン酸水和物、無水リン酸一水素ナトリウム、ラウロマクロゴール、pH調整剤 濃グリセリン、クエン酸水和物、無水リン酸一水素ナトリウム、ラウロマクロゴール、pH調整剤


【性状】

性状
イソジン液10%は、界面活性剤を含有する黒褐色の液剤で、特異なにおいがある。本剤は無菌製剤である(開栓までの無菌を保証)。
【色】
黒かっ色
【剤形】
/液剤/外用

【効能効果】

効能・効果
手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒

【用法用量】

用法・用量
1.手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒:本剤を塗布する。
2.皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒:本剤を患部に塗布する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に使用すること)
1.甲状腺機能に異常のある患者[血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。]
2.重症の熱傷患者[ヨウ素の吸収により、血中ヨウ素値が上昇することがある。]

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
総症例2,377例中副作用発現は4例0.17%であり、その内容はそう痒感2例、しゃく熱感1例、発疹1例であった。(再評価結果)

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 0.1%未満
過敏症注) 発疹等
皮膚 接触皮膚炎、そう痒感、しゃく熱感、皮膚潰瘍、皮膚変色
甲状腺 血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常

[後文]
注)症状があらわれた場合には、使用を中止すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊娠中及び授乳中の婦人には、長期にわたる広範囲の使用を避けること1)。

【検査影響】

臨床検査結果に及ぼす影響
酸化反応を利用した潜血試験において、本剤が検体に混入すると偽陽性を示すことがある2)。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.使用部位:経口投与しないこと。
2.使用時:
(1).大量かつ長時間の接触によって接触皮膚炎、皮膚変色があらわれることがあるので、溶液の状態で長時間皮膚と接触させないこと3)。(本剤が手術時に体の下にたまった状態や、ガーゼ・シーツ等にしみ込み湿った状態で、長時間皮膚と接触しないよう消毒後は拭き取るか乾燥させるなど注意すること。)
(2).眼に入らないように注意すること。入った場合には、水でよく洗い流すこと。
(3).深い創傷に使用する場合の希釈液としては生理食塩液か注射用水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
(4).石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
(5).電気的な絶縁性をもっているので、電気メスを使用する場合には、本剤が対極板と皮膚の間に入らないよう注意すること。

【その他の注意】

その他の注意
1.本剤を新生児に使用し、一過性の甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある4)。
2.ポビドンヨード製剤を腟内に使用し、血中総ヨウ素値及び血中無機ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある5)。
3.本剤を妊婦の腟内に長期間使用し、新生児に一過性の甲状腺機能低下があらわれたとの報告がある6)。
4.ポビドンヨード製剤を腟内に使用し、乳汁中の総ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある7)。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
直射日光を避けて、室温保存

【使用期限】

使用期限
瓶に最終年月表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
イオダインM消毒液10% 10%10mL 健栄製薬 1.26  
イソジンフィールド液10% 10%10mL Meiji Seika ファルマ 4.05  
ネオヨジン外用液10% 10%10mL 岩城製薬 1.26  
ネグミン液10% 10%10mL マイラン製薬 1.47 20160331
ハイポピロン外用液10% 10%10mL 三恵薬品 1.47  
ヒポジン消毒液10% 10%10mL シオエ製薬 1.47  
ポビドンヨード外用液10%「東海」 10%10mL 東海製薬 1.47  
ポビドンヨード液10%「メタル」 10%10mL 中北薬品 1.26  
ポビドンヨード外用液10%「オオサキ」 10%10mL オオサキメディカル 1.26  
ポビドンヨード消毒用液10%「NP」 10%10mL ニプロ 1.47  
ポビドンヨード外用液10%「日新」 10%10mL 日新製薬 1.47  
ポビドンヨード外用液10%「マイラン」 10%10mL マイラン製薬 14.70  
ポピヨード液10% 10%10mL ヤクハン製薬 1.26  
ポピヨドン液10% 10%10mL 吉田製薬 1.26  
ポピヨドンフィールド10% 10%10mL 吉田製薬 1.87  
ポピラール消毒液10% 10%10mL 日興製薬 1.26  
ポリヨードン消毒液10%「カネイチ」 10%10mL 兼一薬品工業 1.26  

※赤色は後発品

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