2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
264 鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤
2646 副腎皮質ホルモン製剤

改訂年月( 201302 )
商品分類番号( 872646 )
JPNコード( JPNC009718 )
YJコード( 2646701Q1038 )
厚労省コード( 2646701Q1038 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 29.10 )


■リンデロン−Vローション 0.12%1mL (塩野義製薬) 【外用】  
(般)ベタメタゾン吉草酸エステル液

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【重要注意】   【副作用】   【発現状況】

  【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】

  【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201302

【改訂種別】

「版数」
第10版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(使用上の注意の項の記載整備)

【禁忌】

禁忌(次の場合には使用しないこと)
1.細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬,けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある。]
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3.鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。]
4.潰瘍(ベーチェット病は除く),第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され,治癒が遅延するおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
流動パラフィン
添加物
セタノール
添加物
オレイルアルコール
添加物
グリセリン
添加物
イソプロパノール
添加物
ステアリン酸ポリオキシル40
添加物
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60
添加物
モノステアリン酸グリセリン
添加物
水酸化ナトリウム
添加物
クエン酸水和物
添加物
パラオキシ安息香酸メチル

【組成】

組成
販売名 リンデロン-Vローション
成分・含量 (1mL中) ベタメタゾン吉草酸エステル 1.2mg
添加物 流動パラフィン,セタノール,オレイルアルコール,グリセリン,イソプロパノール,ステアリン酸ポリオキシル40,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60,モノステアリン酸グリセリン,水酸化ナトリウム,クエン酸水和物,パラオキシ安息香酸メチル


【性状】

性状
販売名 リンデロン-Vローション
性状・剤形 白色のローション剤で,特異なにおいがある。

【色】
白色
【剤形】
/ローション剤/外用

【効能効果】

効能・効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症,女子顔面黒皮症,ビダール苔癬,放射線皮膚炎,日光皮膚炎を含む),乾癬,皮膚そう痒症,鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創,進行性壊疽性鼻炎

【用法用量】

用法・用量
通常,1日1〜数回,適量を患部に塗布する。
なお,症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【重要注意】

重要な基本的注意
1.皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが,やむを得ず使用する必要がある場合には,あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用),抗真菌剤による治療を行うか,又はこれらとの併用を考慮すること。
2.大量又は長期にわたる広範囲の使用により,副腎皮質ホルモン剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがある。
3.本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は,使用を中止すること。
4.症状改善後は,できるだけ速やかに使用を中止すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
再評価結果における安全性評価対象例4875例(軟膏,クリームを含む)中,副作用は166例(3.41%)に認められた。主なものは,毛嚢炎・せつ41件,皮膚刺激感38件等であった1)。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
眼圧亢進,緑内障,後嚢白内障(頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進,緑内障2)を起こすことがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用により,緑内障,後嚢白内障等があらわれることがある。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 0.1〜5%未満 頻度不明
過敏症注1 皮膚の刺激感,接触性皮膚炎,発疹
皮膚の感染症注2 細菌感染症(伝染性膿痂疹,毛嚢炎・せつ等),真菌症(カンジダ症,白癬等),ウイルス感染症
その他の皮膚症状注3 魚鱗癬様皮膚変化,紫斑,多毛,色素脱失 ステロイドざ瘡(尋常性ざ瘡に似るが,白色の面皰が多発する傾向),ステロイド酒さ・口囲皮膚炎(口囲,顔面全体に紅斑,丘疹,毛細血管拡張,痂皮,鱗屑),ステロイド皮膚(皮膚萎縮,毛細血管拡張)
下垂体・副腎皮質系 下垂体・副腎皮質系機能の抑制注4

[後文]
注1:このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
注2:このような症状があらわれた場合には,適切な抗菌剤,抗真菌剤等を併用し,症状が速やかに改善しない場合には,本剤の使用を中止すること。
注3:長期連用により,このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え,副腎皮質ホルモンを含有しない薬剤に切り替えること。
注4:大量又は長期にわたる広範囲の使用により発現した事象。投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため,投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること。

【高齢者投与】

高齢者への使用
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので,大量又は長期にわたる広範囲の使用に際しては特に注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦,産婦,授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]

【小児投与】

小児等への使用
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児では,長期・大量使用により発育障害3)を来すとの報告がある。
また,おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。

【適用上の注意】

適用上の注意
使用部位:眼科用として使用しないこと。
使用時:
(1).よく振って使用すること。
(2).化粧下,ひげそり後等に使用することのないよう注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
遮光・気密容器・室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)

【使用期限】

使用期限
外箱等に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
デルモゾールローション0.12% 0.12%1mL 岩城製薬 7.30  

※赤色は後発品

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