2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
264 鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤
2646 副腎皮質ホルモン製剤
改訂年月( 201407 )
商品分類番号( 872646 )
JPNコード( JPNC054991 )
YJコード( 2646711S2051 )
厚労省コード( 2646711S2051 )
薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 83.90 )
■ドレニゾンテープ4μg/cm2 (0.3mg)7.5cm×10cm (大日本住友製薬||帝國製薬) 【外用】
(般)フルドロキシコルチド貼付剤
【改訂年月】
【改訂種別】
【禁忌】
【組成性状】
【組成】
【性状】
【効能効果】
【用法用量】
【使用上注意】
【重要注意】
【副作用】
【発現状況】
【重大な副作用(国内)】
【他副作用(国内)】
【高齢者投与】
【妊産婦投与】
【小児投与】
【貯法】
【使用期限】
【同一成分一覧】
201407
「版数」
第6版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂
禁忌(次の場合には投与しないこと)
1.細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症および動物性皮膚疾患(疥癬,けじらみ等)〔免疫抑制作用により感染を増悪させるおそれがある.〕
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3.鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎〔鼓膜の再生の遅延および感染増悪のおそれがある.〕
4.潰瘍(ベーチェット病は除く),第2度深在性以上の熱傷・凍傷〔肉芽形成抑制作用がある.〕
規格単位毎の組成性状
添加物
アクリル樹脂系粘着剤
組成
販売名
ドレニゾンテープ4μg/cm2
成分・含量
テープ1cm2あたりフルドロキシコルチド4μg
添加物
アクリル樹脂系粘着剤
性状
販売名
ドレニゾンテープ4μg/cm2
剤形
貼付剤(非通気性のポリエチレンフィルムをベースにした半透明の粘着テープにフルドロキシコルチドを含有させたもので,粘着面は皮膚によく付着する.)
【色】
半透明
【剤形】
テープ剤/貼付剤/外用
効能・効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症,ビダール苔癬を含む),結節性痒疹(固定蕁麻疹を含む),乾癬,掌蹠膿疱症,扁平紅色苔癬,アミロイド苔癬,環状肉芽腫,光沢苔癬,慢性円板状エリテマトーデス,フォックス・フォアダイス病,肥厚性瘢痕・ケロイド,尋常性白斑,シャンバーグ病,悪性リンパ腫(菌状息肉症の紅斑・扁平浸潤期等)
用法・用量
患部を軽く洗浄し,よく乾燥させた後,本剤を台紙に付着したまま適当な大きさに切り取り,台紙を取り除き患部に粘着面をあてて貼付する.
本剤は,貼付後12時間または24時間ごとに貼りかえる.
必要な場合,夜間のみ貼付する.
なお,貼りかえ時にも患部の洗浄および乾燥を行うこと.
使用上の注意
重要な基本的注意
1.皮膚感染を伴うあるいは湿潤型の湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが,やむを得ず使用する必要がある場合には,あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用),抗真菌剤による治療を行うか,またはこれらとの併用を考慮すること.
2.大量または長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT),またはテープ剤の使用により,副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので,特別な場合を除き長期にわたる広範囲の使用を避けること.
3.本剤の使用により症状の改善がみられない場合または症状の悪化をみる場合は使用を中止すること.
副作用
副作用発現状況の概要
1,149例中165例(14.4%),238件に副作用がみられ,主なものは接触皮膚炎等の局所炎症(16.7%),毛のう炎等(1.8%),皮膚萎縮(0.7%),毛細血管拡張(0.3%),Kobner現象(0.3%),乾燥・皸裂(0.2%)等であった.(効能追加承認時)
重大な副作用
(まれに:0.1%未満,ときに:0.1〜5%未満,副詞なし:5%以上または頻度不明)
眼圧亢進,緑内障,後のう白内障:眼瞼皮膚への使用に際しては,眼圧亢進,緑内障,後のう白内障を起こすことがあるので注意すること.大量または長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT),またはテープ剤の使用により,緑内障,後のう白内障等の症状があらわれることがある.
その他の副作用
(まれに:0.1%未満,ときに:0.1〜5%未満,副詞なし:5%以上または頻度不明)
1.皮膚の感染症:皮膚の真菌症(カンジダ症,白癬等),細菌感染症(伝染性膿痂疹,毛のう炎等)およびウイルス感染症があらわれることがある.〔密封法(ODT)の場合,起こりやすい.〕
このような症状があらわれた場合には,適切な抗真菌剤,抗菌剤等を併用し,症状が速やかに改善しない場合には,使用を中止すること.
2.その他の皮膚症状:長期連用により,ざ瘡様発疹,酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(頬,口囲等に潮紅,丘疹,膿疱,毛細血管拡張),多毛,また,ときにステロイド皮膚(皮膚萎縮,毛細血管拡張,紫斑),色素脱失等があらわれることがある.このような症状があらわれた場合には,その使用を差し控え,副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切りかえること.
また,皮膚の局所炎症(刺激症状,接触皮膚炎,発赤,丘疹,水疱,膿疱,疼痛,そう痒,湿潤等),魚鱗癬様皮膚変化,また,ときにKobner現象,乾燥・皸裂,色素沈着等があらわれることがある.
3.過敏症:皮膚の刺激感,発疹等の過敏症状があらわれた場合には,使用を中止すること.
4.下垂体・副腎皮質系機能:大量または長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT),またはテープ剤の使用により,下垂体・副腎皮質系機能の抑制をきたすことがあるので,特別な場合を除き長期にわたる広範囲の使用は避けること.
高齢者への投与
大量または長期にわたる広範囲の使用を避けること.〔一般に高齢者では生理機能が低下している.〕
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦または妊娠している可能性のある婦人に対しては,大量または長期にわたる広範囲の使用を避けること.〔妊婦に対する安全性は確立していない.また,他の副腎皮質ステロイド剤の動物実験で,口蓋裂等の催奇形性が報告されている.〕
小児等への投与
長期・大量使用,密封法(ODT),またはテープ剤の使用により,発育障害をきたすおそれがある.
貯法及び期限等
貯法
遮光・室温保存
使用期限
外箱等に記載