2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
264 鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤
2646 副腎皮質ホルモン製剤

改訂年月( 201411 )
商品分類番号( 872646 )
JPNコード( JPNC053140 )
YJコード( 2646713M1136 )
厚労省コード( 2646713M1136 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 31.10 )


■デルモベート軟膏0.05% 0.05%1g (グラクソ・スミスクライン) 【外用】  
(般)クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【重要注意】   【副作用】   【発現状況】

  【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】

  【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201411

【改訂種別】

「版数」
第10版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の場合には使用しないこと)
1.細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬・けじらみ等)[感染を悪化させるおそれがある]
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
3.鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがある。また、感染のおそれがある]
4.潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
ソルビタンセスキオレイン酸エステル
添加物
プロピレングリコール
添加物
白色ワセリン

【組成】

組成
デルモベート軟膏0.05%:
販売名 デルモベート軟膏0.05%
有効成分(1g中) クロベタゾールプロピオン酸エステル 0.5mg
添加物 ソルビタンセスキオレイン酸エステル、プロピレングリコール、白色ワセリン


【性状】

性状
デルモベート軟膏0.05%:
販売名 デルモベート軟膏0.05%
性状 白色、半透明の均質な軟膏でにおいはない。

【色】
白色半透明
【剤形】
/軟膏剤/外用

【効能効果】

効能・効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、掌蹠膿疱症、乾癬、虫さされ、薬疹・中毒疹、ジベルばら色粃糠疹、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、紅皮症、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、アミロイド苔癬、天疱瘡群、類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、円形脱毛症(悪性を含む)

【用法用量】

用法・用量
通常1日1〜数回適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【重要注意】

重要な基本的注意
1.皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか又はこれらとの併用を考慮すること。
2.皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位の皮疹への使用には、適応症、症状の程度を十分考慮すること。
3.大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)]により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること(「副作用」の項参照)。
4.本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。
5.症状改善後は、速やかに他のより緩和な局所療法に転換すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
軟膏では、総症例8776例中、262例(3.0%)、クリームでは、総症例7251例中、220例(3.0%)に副作用が報告された。その主なものは、皮膚萎縮〔軟膏91例(1.0%)、クリーム54例(0.7%)〕、毛のう炎・せつ〔軟膏57例(0.6%)、クリーム30例(0.4%)〕、毛細血管拡張〔軟膏42例(0.5%)、クリーム40例(0.6%)〕であった(使用成績の調査結果)。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、白内障等の症状があらわれることがある。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
1.皮膚の感染症:ときに皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)及びまれにウイルス感染症があらわれることがある[密封法(ODT)の場合、起こりやすい]。このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
2.その他の皮膚症状:長期連用により、ときにざ瘡様発疹、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、色素脱失、まれに酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。また、ときに魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥があらわれることがある。
3.過敏症:塗布部に紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎等の過敏症状があらわれた場合は、使用を中止すること。なお、これらの症状は原疾患の症状に類似している場合がある。
4.下垂体・副腎皮質系機能:大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制を来すことがあるので注意すること。また、このような場合において、投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること(「重要な基本的注意」の項参照)。

【高齢者投与】

高齢者への使用
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないことが望ましい[動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている1)]。

【小児投与】

小児等への使用
小児等に対して長期使用又は密封法(ODT)は、発育障害を来すおそれがあるので避けること。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.使用部位:眼科用として使用しないこと。
2.使用方法:患者に治療以外の目的(化粧下、ひげそり後など)には使用しないよう注意すること。

【その他の注意】

その他の注意
乾癬患者に長期大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。2)

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
包装に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
グリジール軟膏0.05% 0.05%1g 佐藤製薬 9.20  
クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「タイヨー」 0.05%1g テバ製薬 9.20  
ソルベガ軟膏0.05% 0.05%1g 久光製薬 23.90  
デルスパート軟膏0.05% 0.05%1g 池田薬品工業 9.20  
デルトピカ軟膏0.05% 0.05%1g 岩城製薬 9.20  
マイアロン軟膏0.05% 0.05%1g 前田薬品工業 12.00  
マハディ軟膏0.05% 0.05%1g 東光薬品工業 12.00  

※赤色は後発品

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