2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
264 鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤
2646 副腎皮質ホルモン製剤

改訂年月( 200706 )
商品分類番号( 872646 )
JPNコード( JPNC052492 )
YJコード( 2646721M1068 )
厚労省コード( 2646721M1068 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 30.50 )


■パンデル軟膏0.1% 0.1%1g (大正製薬|大正富山医薬品) 【外用】  
(般)酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン軟膏

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【原則禁忌】   【組成性状】   【組成】

  【性状】   【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【重要注意】   【副作用】

  【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】

  【適用上の注意】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

200706

【改訂種別】

「版数」
第5版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(販売名の変更)

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
2.鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。]
3.潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。]

【原則禁忌】

原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)のある患者[感染症を悪化させるおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
プロピレングリコール脂肪酸エステル
添加物
ポリソルベート60
添加物
プロピレングリコール
添加物
パラフィン
添加物
流動パラフィン
添加物
白色ワセリン
識別コード
TAISHO490

【組成】

組成
パンデル軟膏0.1%:
販売名 パンデル軟膏0.1%
成分・含量 1g中 酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン 1mg(0.1%)
添加物 プロピレングリコール脂肪酸エステル ポリソルベート60 プロピレングリコール パラフィン 流動パラフィン 白色ワセリン


【性状】

性状
パンデル軟膏0.1%:
販売名 識別コード 剤形
パンデル軟膏0.1% TAISHO 490 無色〜白色の油脂性基剤よりなる溶解型軟膏

【色】
無色〜白色
【剤形】
/軟膏剤/外用

【効能効果】

効能効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症、痒疹群(じん麻疹様苔癬、ストロフルス、固定じん麻疹を含む)、虫さされ、扁平紅色苔癬、慢性円板状エリテマトーデス

【用法用量】

用法用量
通常1日1〜数回、適量を患部に塗布する。

【使用上注意】

使用上の注意

【重要注意】

重要な基本的注意
1.皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
2.大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。
3.本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化がみられる場合は使用を中止すること。
4.症状改善後はできるだけ速やかに使用を中止すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
軟膏:総症例14,697例中80例(0.54%)92件の副作用が認められた。主な副作用は毛のう炎18件、刺激感16件、ステロイドざ瘡13件であった。[再審査終了時]
クリーム:総症例5,944例中50例(0.84%)54件の副作用が認められた。主な副作用は毛のう炎11件、刺激感11件、ステロイドざ瘡5件、皮膚乾燥5件であった。[再審査終了時]

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
緑内障、後のう白内障:眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすおそれがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後のう白内障等があらわれるおそれがある。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
下記のような副作用があらわれた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
発現部位等 0.1〜0.2%未満 0.1%未満 頻度不明
皮膚の感染症注1) 皮膚の細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等) (密封法(ODT)の場合、起こりやすい) 皮膚の真菌性感染症(カンジダ症、白癬等) (密封法(ODT)の場合、起こりやすい)
その他の皮膚症状注2) ステロイドざ瘡、色素脱失、乾燥(クリーム) 酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、魚鱗癬様皮膚変化
過敏症 刺激感 発疹、そう痒
下垂体・副腎皮質系機能 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)による下垂体・副腎皮質系機能の抑制

[後文]
注1)このような症状があらわれた場合には適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
注2)このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差しひかえ、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り換えること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では副作用があらわれやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。[妊婦に対する安全性は確立していない。]

【小児投与】

小児等への投与
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害をきたすおそれがある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。

【適用上の注意】

適用上の注意
使用部位:眼科用として使用しないこと。

【その他の注意】

その他の注意
本剤は皮膚疾患治療薬であるので、化粧下地やひげそり後等に化粧用として使用しないように注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
イトロン軟膏0.1% 0.1%1g 岩城製薬 10.70  
ハーユロン軟膏0.1% 0.1%1g 辰巳化学 10.70  
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン軟膏0.1%「YD」 0.1%1g 陽進堂 10.70  

※赤色は後発品

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