2 個々の器官系用医薬品
26 外皮用薬
264 鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤
2649 その他の鎮痛 鎮痒 収歛 消炎剤

改訂年月( 201503 )
商品分類番号( 872649 )
JPNコード( JPNC052036 )
YJコード( 2649800N1029 )
厚労省コード( 2649800N1029 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 14.80 )


■オイラックスHクリーム 1g (ノバルティスファーマ) 【外用】  
(般)クロタミトン・ヒドロコルチゾン配合クリーム

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【重要注意】   【副作用】   【発現状況】

  【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【過量投与】   【適用上の注意】

  【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201503

【改訂種別】

「版数」
第11版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には使用しないこと)
1.細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症の患者〔感染症を悪化させることがある。〕(「2.副作用」の項参照)
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3.潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷の患者〔肉芽組織を抑制し、創傷治癒を妨げることがある。〕

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
ステアリルアルコール
添加物
プロピレングリコール
添加物
ワセリン
添加物
ステアリン酸ポリオキシル
添加物
パラオキシ安息香酸メチル
添加物
パラオキシ安息香酸プロピル
添加物
香料
添加物
ベンジルアルコール
添加物
フェニルエチルアルコール
識別コード
CGEH

【組成】

組成
品名 オイラックスHクリーム
成分・含量 1g中クロタミトン100mg(10%)、ヒドロコルチゾン(日局)2.5mg(0.25%)
添加物 ステアリルアルコール、プロピレングリコール、ワセリン、ステアリン酸ポリオキシル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、香料、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール


【性状】

性状
品名 オイラックスHクリーム
性状 白色〜黄白色のクリームで芳香がある。
識別コード CG EH(チューブに表示)

【色】
白色〜黄白色
【剤形】
クリーム剤/軟膏剤/外用

【効能効果】

効能又は効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、虫さされ、乾癬

【用法用量】

用法及び用量
通常、1日1〜数回直接患部に塗布又は塗擦するか、あるいは無菌ガーゼ等にのばして貼付する。なお、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【重要注意】

重要な基本的注意
1.皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
2.大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)]により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること。
3.本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献報告を参考に集計した。
853例中36例(4.2%)に38件の副作用が認められた。症状としては、皮膚刺激症状(1.5%)、熱感(1.1%)、せつ発生(0.5%)の他、ピリピリ感、牽引痛、疼痛感、しびれ感、患部湿潤等がみられた。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明 0.1%〜5%未満
皮膚の感染症 皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)及びウイルス感染症があらわれることがある。 密封法(ODT)の場合起こりやすい。このような場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。 せつ 密封法(ODT)の場合起こりやすい。このような場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
その他の皮膚症状 ざ瘡(ざ瘡様発疹、ステロイドざ瘡)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、色素脱失、皮膚線条、口囲皮膚炎 長期連用によりあらわれることがある。このような場合には、徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。 魚鱗癬様皮膚変化 長期連用によりあらわれることがある。このような場合には、徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること。
過敏症 接触性皮膚炎、そう痒、発疹、湿疹、紅斑、血管浮腫 このような場合には使用を中止すること。なお、塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。 皮膚の刺激感、熱感 このような場合には使用を中止すること。なお、塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。
下垂体・副腎皮質系機能 下垂体・副腎皮質系機能の抑制 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、このような抑制をきたすことがある。 − 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、このような抑制をきたすことがある。
後のう白内障、緑内障 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。 − 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。


【高齢者投与】

高齢者への使用
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への使用
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けること。〔妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。〕

【小児投与】

小児等への使用
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害をきたすおそれがある。また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。

【過量投与】

過量投与
徴候、症状:過量投与によりメトヘモグロビン血症を起こすおそれがある。
処置:メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.本剤の投与は、外用のみとし、内服しないこと。(誤飲により悪心、嘔吐、口腔・食道・胃粘膜の刺激感、下痢、意識消失、血圧低下、痙攣等の急性中毒症状、メトヘモグロビン血症があらわれるおそれがある。誤飲した場合は一般的な処置と対症療法を行うこと。メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。)
2.眼科用として使用しないこと。
3.眼あるいは眼周囲及び粘膜には使用しないこと。
4.本剤は皮膚疾患治療薬であるので、化粧下、ひげそり後などに使用することのないように注意すること。
5.本剤は金属に触れると変質することがあるので金属ベラ、金属容器の使用はできるだけ避けること。なお、ステンレス軟膏ベラを使用して小分けをすることはさしつかえない。
6.塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
高温を避けて保存すること

【使用期限】

使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること
使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること

【同一成分一覧】

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