3 代謝性医薬品
32 滋養強壮薬
329 その他の滋養強壮薬
3299 その他の滋養強壮薬

改訂年月( 201211 )
商品分類番号( 873299 )
JPNコード( JPNC056073 )
YJコード( 3299505A4045 )
厚労省コード( 3299505A4045 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 508.00 )

【後発品】


■イントラリポス輸液20% 20%100mL1袋 (大塚製薬工場) 【注射】  
(般)ダイズ油注射液

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】

  【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【小児投与】   【適用上の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201211

【改訂種別】

「版数」
第11版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.血栓症の患者[凝固能亢進により症状が悪化するおそれがある。]
2.重篤な肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
3.重篤な血液凝固障害のある患者[出血傾向があらわれるおそれがある。]
4.高脂血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
5.ケトーシスを伴った糖尿病の患者[ケトーシスが亢進するおそれがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
精製卵黄レシチン
添加物
濃グリセリン
添加物
水酸化ナトリウム(pH調整剤)

【組成】

組成
イントラリポス輸液20%100mL袋:
本剤は1容器中に次の成分を含有する静注用脂肪乳剤である。
成分 成分 20%
成分 成分 100mL中
有効成分 精製大豆油 20g
添加物 精製卵黄レシチン 1.2g
添加物 濃グリセリン 2.2g
添加物 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 適量
熱量 熱量 約200kcal

<参考>:
本剤は原料のダイズ油に由来する微量のビタミンK1を含有している。

【性状】

性状
イントラリポス輸液20%100mL袋:
本剤は精製大豆油を主成分とする白色の乳濁した液で、わずかに粘性がある。
pH:6.5〜8.5
浸透圧比:約1(生理食塩液に対する比)
【色】
白色
【剤形】
乳濁液/液剤/注射

【効能効果】

効能効果
次の場合における栄養補給
術前・術後、急・慢性消化器疾患、消耗性疾患、火傷(熱傷)・外傷、長期にわたる意識不明状態時

【用法用量】

用法用量
イントラリポス輸液20%100mL袋:
イントラリポス輸液20%:
通常、1日250mL(ダイズ油として20%液)を3時間以上かけて点滴静注する。
なお、体重、症状により適宜増減するが、体重1kg当たり1日脂肪として2g(本剤10mL)以内とする。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.肝機能障害のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。]
2.血液凝固障害のある患者[凝固能が亢進又は低下するおそれがある。]
3.呼吸障害のある患者[病状が悪化するおそれがある。]
4.低出生体重児([6.小児等への投与]の項参照)1)
5.重篤な敗血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]2)

【重要注意】

重要な基本的注意
1.本剤の投与により、静脈炎、血管痛、発熱、嘔気・嘔吐、悪寒、顔面潮紅、頻脈、頻呼吸、胸部圧迫感等の急性症状を起こすことがあるので次の注意が必要である。
(1).ゆっくり注入すること。
(2).本剤に他の薬剤を混合しないこと。また、血漿増量剤(デキストラン、ゼラチン製剤等)の投与後96時間までは本剤の投与を避けること。
2.連用する場合には肝機能、血中脂質濃度、血液像及び血液凝固能の検査を定期的に行うこと。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ワルファリン ワルファリンの作用を減弱するおそれがある。 本剤の原料のダイズ油に由来するビタミンK1がワルファリンの作用に拮抗するため。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.静脈塞栓(頻度不明):静脈塞栓があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.ショック、アナフィラキシー反応(頻度不明):ショック、アナフィラキシー反応があらわれることがあるので、呼吸困難、チアノーゼ等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明
血管・血液 静脈炎、血管痛、出血傾向
過敏症注1) 発疹、そう痒感
肝臓注2) 肝機能障害
循環器 血圧降下、頻脈、頻呼吸
呼吸器注1) 呼吸困難
消化器 嘔気・嘔吐、下痢、口渇
その他 発熱、悪寒、顔面潮紅、顔面浮腫、異臭感、胸部圧迫感

[後文]
注1)このような場合には投与を中止すること。
注2)このような場合には、減量等適切な処置を行うこと。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では脂肪処理能が低下しているので、用量に留意して慎重に投与すること。

【小児投与】

小児等への投与
1.新生児、特に極低出生体重児、呼吸障害、アシドーシスを伴う新生児、生後日数が短い新生児は脂肪処理能が低いので、次の事項に留意し慎重に投与すること。
(1).投与に際してはできるだけゆっくり、たとえば0.08g(10%製剤は0.8mL、20%製剤は0.4mL)/kg/時以下の速度で注入すること。
(2).脂肪処理能が更に低いと思われる症例においては、血中脂質濃度を測定し、その著しい上昇を認めぬ速度で注入することが望ましい。
2.呼吸障害のある新生児、極低出生体重児で、呼吸障害が増悪したとの報告があるので、観察を十分に行うこと。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.投与経路:点滴静注にのみ使用すること。
2.投与前:投与に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具の消毒)。
3.投与時:
(1).いったん栓に刺針したものは速やかに使用すること。また、一部使用後の残液は使用しないこと。
(2).いったん凍結したものは使用しないこと。
(3).血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更すること。また、場合によっては投与を中止すること。
(4).本剤の血管外漏出が原因と考えられる皮膚壊死、潰瘍形成が報告されているので、点滴部位の観察を十分に行い、発赤、浸潤、腫脹などの血管外漏出の徴候があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.その他:
(1).可塑剤としてDEHP〔di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)〕を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。
(2).本剤は脂肪乳剤であるため、接合部がポリカーボネート製の輸液セット等を使用した場合、その接合部にひび割れが生じ、血液及び薬液漏れ、空気混入等の可能性があるので注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存(凍結を避けて暗所に保存)

【使用期限】

使用期限
製造後18ヵ月(使用期限は容器及び外箱に表示)

【同一成分一覧】

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