3 代謝性医薬品
33 血液・体液用薬
339 その他の血液・体液用薬
3399 その他の血液・体液用薬

改訂年月( 201504 )
商品分類番号( 873399 )
JPNコード( JPNC050057 )
YJコード( 3399008F2021 )
厚労省コード( 3399008F2021 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 282.70 )


■プラビックス錠75mg 75mg1錠 (サノフィ) 【内用】  
(般)クロピドグレル硫酸塩錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【効能効果使用上注意】   【用法用量】   【用法用量使用上注意】   【使用上注意】   【慎重投与】

  【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】

  【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】   【小児投与】   【過量投与】   【適用上の注意】

  【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201504

【改訂種別】

「版数」
第17版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.出血している患者(血友病、頭蓋内出血、消化管出血、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[出血を助長するおそれがある。]
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
無水乳糖
添加物
部分アルファー化デンプン
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース
添加物
マクロゴール
添加物
トコフェロール
添加物
硬化油
添加物
ショ糖脂肪酸エステル
添加物
ヒプロメロース
添加物
酸化チタン
添加物
タルク
添加物
ジメチルポリシロキサン
添加物
二酸化ケイ素
添加物
カルナウバロウ
識別コード
プラビックス75

【組成】

組成
プラビックス錠75mg:
販売名 プラビックス錠75mg
有効成分(1錠中) クロピドグレル75mg(日局クロピドグレル硫酸塩として97.88mg)
添加物 無水乳糖、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール、トコフェロール、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、カルナウバロウ


【性状】

性状
プラビックス錠75mg:
販売名 プラビックス錠75mg
色・剤形 白色〜微黄白色・フィルムコーティング錠
外形 (図略)(図略)(図略)
直径(mm) 8.7
厚さ(mm) 4.9
重量(mg) 約269
本体表示 プラビックス75

【色】
白色〜微黄白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

【効能効果】

効能又は効果
1.虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
2.経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)
安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
3.末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

【効能効果使用上注意】

効能又は効果に関連する使用上の注意
1.経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の場合:
PCIが適用予定の虚血性心疾患患者への投与は可能である。冠動脈造影により、保存的治療あるいは冠動脈バイパス術が選択され、PCIを適用しない場合には、以後の投与は控えること。

【用法用量】

用法及び用量
1.虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合:
通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経口投与するが、年齢、体重、症状によりクロピドグレルとして50mgを1日1回経口投与する。
2.経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の場合:
通常、成人には、投与開始日にクロピドグレルとして300mgを1日1回経口投与し、その後、維持量として1日1回75mgを経口投与する。
3.末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制の場合:
通常、成人には、クロピドグレルとして75mgを1日1回経口投与する。

【用法用量使用上注意】

用法及び用量に関連する使用上の注意
空腹時の投与は避けることが望ましい(国内第I相臨床試験において絶食投与時に消化器症状がみられている)。
1.虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合:
出血を増強するおそれがあるので、特に出血傾向、その素因のある患者等については、50mg1日1回から投与すること。[「1.慎重投与」の項参照]
2.経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患の場合:
(1).アスピリン(81〜100mg/日)と併用すること。
(2).ステント留置患者への本剤投与時には該当医療機器の添付文書を必ず参照すること。
(3).PCI施行前にクロピドグレル75mgを少なくとも4日間投与されている場合、ローディングドーズ投与(投与開始日に300mgを投与すること)は必須ではない。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.次の患者では出血の危険性が高くなるおそれがあるので慎重に投与すること。なお、虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の場合は、50mg1日1回投与などを考慮すること。
(1).出血傾向及びその素因のある患者
(2).重篤な肝障害のある患者
(3).重篤な腎障害のある患者
(4).高血圧が持続している患者
(5).高齢者
(6).低体重の患者
2.他のチエノピリジン系薬剤(チクロピジン塩酸塩等)に対し過敏症の既往歴のある患者

【重要注意】

重要な基本的注意
1.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、無顆粒球症、重篤な肝障害等の重大な副作用が発現することがあるので、投与開始後2ヵ月間は、2週間に1回程度の血液検査等の実施を考慮すること。[「4.副作用」の項参照]
2.虚血性心疾患を対象として本剤を適用するにあたっては、ローディングドーズ投与(投与開始日に300mgを投与すること)及びアスピリンとの併用によって出血のリスクが高まる可能性があることを十分考慮すること。[【臨床成績】の項参照]
3.本剤による血小板凝集抑制が問題となるような手術の場合には、14日以上前に投与を中止することが望ましい。なお、十分な休薬期間を設けることが出来ない場合は重大な出血のリスクが高まることが報告されているので十分に観察すること。また、投与中止期間中の血栓症や塞栓症のリスクの高い症例では、適切な発症抑制策を講じること。手術後に本剤の再投与が必要な場合には、手術部位の止血を確認してから再開すること。[【臨床成績】、【薬効薬理】の項参照]
4.他の出血の危険性を増加させる薬剤等との相互作用に注意するとともに、高血圧が持続する患者への投与は慎重に行い、本剤投与中は十分な血圧のコントロールを行うこと。[「1.慎重投与」、「3.相互作用」の項参照]
5.再発の危険性の高い虚血性脳血管障害患者において、アスピリンと併用した時、クロピドグレル単剤に比べ重大な出血の発現率の増加が海外で報告されているので1)、併用する場合は十分注意すること。
6.出血の危険性及び血液学的副作用のおそれがあることから、出血を起こす危険性が高いと考えられる場合には、中止・減量等を考慮すること。また、出血を示唆する臨床症状が疑われた場合は、直ちに血球算定等の適切な検査を実施すること。[「4.副作用」の項参照]
7.後天性血友病(活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)の延長、第VIII因子活性低下等)があらわれることがある。aPTTの延長等が認められた場合には、出血の有無にかかわらず、後天性血友病の可能性を考慮し、専門医と連携するなど適切な処置を行うこと。[「4.副作用」の項参照]
8.患者には通常よりも出血しやすくなることを説明し、異常な出血が認められた場合には医師に連絡するよう注意を促すこと。また、他院(他科)を受診する際には、本剤を服用している旨を医師に必ず伝えるよう患者に注意を促すこと。[【薬効薬理】の項参照]

【相互作用・その他】

相互作用
相互作用序文
本剤は、主にCYP3A4、CYP1A2、CYP2C19及びCYP2B6により活性代謝物に代謝される。

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
非ステロイド性消炎鎮痛薬(ナプロキセン等) 本剤との併用により、消化管からの出血が助長されたとの報告がある。 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると消化管出血を助長すると考えられている。
抗凝固薬(ワルファリン、ヘパリン等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン等)、血栓溶解薬(ウロキナーゼ、アルテプラーゼ等) 出血した時、それを助長するおそれがある。併用時には出血等の副作用に注意すること。 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある。
薬物代謝酵素(CYP2C19)を阻害する薬剤 オメプラゾール 本剤の作用が減弱するおそれがある。 CYP2C19を阻害することにより、本剤の活性代謝物の血中濃度が低下する。
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)(フルボキサミンマレイン酸塩、塩酸セルトラリン等) 出血を助長するおそれがある。 SSRIの投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血を助長すると考えられる。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発生状況の概要
1.基礎治療としてアスピリンを使用しない場合:
国内臨床試験2,268例中報告された副作用(臨床検査値異常を含む)は29.1%(660例)で、主な症状は、皮下出血2.0%(46例)等の出血傾向であった。主な臨床検査値異常はALT(GPT)上昇5.1%(115例)、γ-GTP上昇4.6%(104例)、AST(GOT)上昇4.1%(93例)等の肝機能障害、ヘモグロビン減少1.9%(44例)、白血球減少1.7%(39例)等の血液障害であった。(効能追加承認時)
2.基礎治療としてアスピリンを使用した場合:
国内臨床試験1,243例中報告された副作用(臨床検査値異常を含む)は35.6%(443例)で、主な症状は、皮下出血5.7%(71例)等の出血傾向であった。主な臨床検査値異常はALT(GPT)上昇7.9%(98例)、AST(GOT)上昇5.6%(69例)、γ-GTP上昇5.1%(64例)等の肝機能障害、好中球減少0.9%(11例)等の血液障害であった。(効能追加承認時)
海外においては、17,500例以上の患者を対象として複数の臨床試験が実施された。主な副作用(頻度1%以上)は、紫斑、鼻出血等の出血傾向、消化不良、腹痛、下痢等の消化管障害等であった。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.出血(頭蓋内出血、胃腸出血等の出血):
[脳出血等の頭蓋内出血(1%未満)、硬膜下血腫(0.1%未満)等]:脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺等)、硬膜下血腫等があらわれることがある。このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
[吐血(頻度不明注1))、下血、胃腸出血、眼底出血(いずれも1%未満)、関節血腫(0.1%未満)等]:吐血、下血、胃腸出血、眼底出血、関節血腫、腹部血腫(0.1%未満)、後腹膜出血(頻度不明注1))等があらわれることがある。このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.胃・十二指腸潰瘍(頻度不明注1)):出血を伴う胃・十二指腸潰瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
3.肝機能障害、黄疸:ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、黄疸、急性肝不全(頻度不明注1))、肝炎(頻度不明注1))等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、必要に応じ適切な処置を行うこと。
4.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(頻度不明注1)):TTPがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、TTPの初期症状である倦怠感、食欲不振、紫斑等の出血症状、意識障害等の精神・神経症状、血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、発熱、腎機能障害等が発現した場合には、直ちに投与を中止し、血液検査(網赤血球、破砕赤血球の同定を含む)を実施し、必要に応じ血漿交換等の適切な処置を行うこと。
5.間質性肺炎(0.1%未満)、好酸球性肺炎(頻度不明注1)):間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
6.血小板減少、無顆粒球症、再生不良性貧血を含む汎血球減少症(頻度不明注1)):血小板減少、無顆粒球症、再生不良性貧血を含む汎血球減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
7.中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形滲出性紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明注1)):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.薬剤性過敏症症候群(頻度不明注1)):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
9.後天性血友病(頻度不明注1)):後天性血友病があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
10.横紋筋融解症(頻度不明注1)):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注1)海外あるいは国内市販後において認められた副作用のため頻度不明。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
下記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発現部位等 0.1〜5%未満注2) 0.1%未満注2) 頻度不明注1)
血液 皮下出血、貧血、紫斑(病)、鼻出血、止血延長、眼出血、歯肉出血、痔出血、血痰、穿刺部位出血、処置後出血、ヘモグロビン減少、赤血球減少、ヘマトクリット減少、白血球減少、好中球減少、好酸球増多 月経過多、口腔内出血、術中出血、カテーテル留置部位血腫、口唇出血、陰茎出血、尿道出血、好酸球減少 血清病
肝臓 Al-P上昇、LDH上昇、血清ビリルビン上昇 胆嚢炎、胆石症、黄疸
消化器 消化器不快感、胃腸炎、口内炎、腹痛、嘔気、下痢、食欲不振、便秘、食道炎、嘔吐 腹部膨満、消化不良、口渇、耳下腺痛、歯肉(齦)炎、歯肉腫脹、唾液分泌過多、粘膜出血、腸管虚血 大腸炎(潰瘍性大腸炎、リンパ球性大腸炎)、膵炎
代謝異常 中性脂肪上昇、CK(CPK)上昇、総コレステロール上昇、総蛋白低下、K上昇、アルブミン低下 血糖上昇、K下降、血中尿酸上昇、アミラーゼ上昇、Cl下降、Na上昇、Na下降
過敏症 発疹、そう痒感、湿疹、蕁麻疹、紅斑 光線過敏性皮膚炎、眼瞼浮腫 アナフィラキシー、斑状丘疹性皮疹、血管浮腫、気管支痙攣
皮膚 脱毛、皮膚乾燥 水疱性皮疹、扁平苔癬
感覚器 眼充血、眼瞼炎、眼精疲労、視力低下、複視、嗅覚障害、結膜炎、味覚異常
精神神経系 頭痛、高血圧、めまい しびれ、筋骨格硬直(肩こり、手指硬直)、意識障害、不眠症、意識喪失、音声変調、低血圧、てんかん、眠気、皮膚感覚過敏、流涙、気分変動
循環器 浮腫、頻脈、不整脈 動悸、心電図異常、胸痛、脈拍数低下、徐脈 血管炎
腎臓 BUN上昇、血中クレアチニン上昇、尿蛋白増加、血尿、尿沈渣異常、尿糖陽性、腎機能障害 急性腎不全、尿閉、頻尿、尿路感染 糸球体症
呼吸器 咳、気管支肺炎、胸水、痰
その他 ほてり、関節炎、発熱、異常感(浮遊感、気分不良) 多発性筋炎、滑液包炎、男性乳房痛、乳汁分泌過多、乳腺炎、倦怠感、腰痛、多発性関節炎、肩痛、腱鞘炎、注射部位腫脹、CRP上昇 筋痛、関節痛、女性化乳房

[後文]
注1)海外あるいは国内市販後において認められた副作用のため頻度不明。
注2)効能追加承認時までの国内臨床試験結果。

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者では造血機能、腎機能、肝機能等の生理機能が低下していることが多く、また体重が少ない傾向があり、出血等の副作用があらわれやすいので、減量などを考慮し、患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。]

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

【過量投与】

過量投与
本剤の過量投与により凝固時間の延長及び出血が生じるおそれがある。出血が認められた場合、適切な処置を取ること。なお、特異的な解毒剤は知られていないので、緊急措置が必要な場合は血小板輸血を考慮すること。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

【その他の注意】

その他の注意
1.海外で実施された健康成人を対象とした臨床薬理試験において、本剤300mgを初回投与後24時間の5μM ADP惹起血小板凝集に対する抑制率(血小板凝集抑制率:%)は、CYP2C19の代謝能に応じて、Ultrarapid metabolizer(UM)群、Extensive metabolizer(EM)群、Intermediate metabolizer(IM)群、Poor metabolizer(PM)群の順に、40±21、39±28、37±21、24±26であり、その後4日間にわたって本剤75mg/日を投与した後の血小板凝集抑制率(%)は、それぞれ56±13、58±19、60±18、37±23と、PM群において本剤の血小板凝集抑制作用が低下した。[【薬物動態】の項参照]
2.海外における経皮的冠動脈形成術施行を予定した患者を対象とした臨床試験2)及び複数の観察研究3)4)5)6)において、CYP2C19のPMもしくはIMでは、CYP2C19のEMと比較して、本剤投与後の心血管系イベント発症率の増加が報告されている。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
湿気を避けて室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
クロピドグレル錠75mg「AA」 75mg1錠 あすかActavis製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「DK」 75mg1錠 大興製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「EE」 75mg1錠 エルメッドエーザイ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「FFP」 75mg1錠 富士フイルムファーマ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「JG」 75mg1錠 日本ジェネリック 121.30  
クロピドグレル錠75mg「KN」 75mg1錠 小林化工 121.30  
クロピドグレル錠75mg「KO」 75mg1錠 寿製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「KOG」 75mg1錠 興和 121.30  
クロピドグレル錠75mg「SANIK」 75mg1錠 日医工サノフィ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「SN」 75mg1錠 シオノケミカル 121.30  
クロピドグレル錠75mg「TCK」 75mg1錠 辰巳化学 121.30  
クロピドグレル錠75mg「YD」 75mg1錠 陽進堂 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ZE」 75mg1錠 全星薬品工業 121.30  
クロピドグレル錠75mg「アメル」 75mg1錠 共和薬品工業 121.30  
クロピドグレル錠75mg「科研」 75mg1錠 ダイト 121.30  
クロピドグレル錠75mg「杏林」 75mg1錠 キョーリンリメディオ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ケミファ」 75mg1錠 日本ケミファ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「サワイ」 75mg1錠 沢井製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「サンド」 75mg1錠 サンド 121.30  
クロピドグレル錠75mg「三和」 75mg1錠 日本薬品工業 121.30  
クロピドグレル錠75mg「タナベ」 75mg1錠 田辺三菱製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ツルハラ」 75mg1錠 鶴原製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「テバ」 75mg1錠 テバ製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「トーワ」 75mg1錠 東和薬品 121.30  
クロピドグレル錠75mg「日新」 75mg1錠 日新製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ニットー」 75mg1錠 日東メディック 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ニプロ」 75mg1錠 ニプロ 121.30  
クロピドグレル錠75mg「ファイザー」 75mg1錠 マイラン製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「明治」 75mg1錠 高田製薬 121.30  
クロピドグレル錠75mg「モチダ」 75mg1錠 持田製薬 121.30  

※赤色は後発品

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