3 代謝性医薬品
39 その他の代謝性医薬品
399 他に分類されない代謝性医薬品
3999 他に分類されないその他の代謝性医薬品

改訂年月( 201210 )
商品分類番号( 873999 )
JPNコード( JPNC061405 )
YJコード( 3999428G1023 )
厚労省コード( 3999428G1023 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 9924.00 )


■サイビスクディスポ関節注2mL 16mg2mL1筒 (サノフィ||帝人ファーマ) 【注射】  
(般)ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー・ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体注

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【用法用量使用上注意】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】

  【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】

  【小児投与】   【適用上の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201210

【改訂種別】

「版数」
第3版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はヒアルロン酸ナトリウム、鳥類のたんぱく質、羽毛、卵に対し過敏症の既往歴のある患者

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
塩化ナトリウム
添加物
リン酸二水素ナトリウム
添加物
リン酸水素二ナトリウム

【組成】

組成
有効成分 1シリンジ(2mL)中にヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー14.4mg及びヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体1.6mgを含有する。
添加物 塩化ナトリウム
添加物 リン酸二水素ナトリウム
添加物 リン酸水素二ナトリウム


【性状】

性状
性状 無色澄明又はわずかに混濁したゲル
pH 6.9〜7.5
浸透圧比 1.05〜1.15(生理食塩液に対する比)

【色】
無色澄明又は微混濁
【剤形】
ゲル//注射

【効能効果】

効能効果
保存的非薬物治療及び経口薬物治療が十分奏効しない疼痛を有する変形性膝関節症の患者の疼痛緩和

【用法用量】

用法用量
通常、成人1回2mL(ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマーとして14.4mg及びヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体として1.6mg)を1週間ごとに連続3回、膝関節腔内に投与する。

【用法用量使用上注意】

用法用量に関連する使用上の注意
1.本剤の使用は、1週間ごとに連続3回投与を1クールとし、原則1クールとする。
2.複数回クールでの有効性・安全性は確立していない。[本剤は初回クールに比較して、2クール目以降では有害事象が増加するとの報告がある。]
3.本剤は関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。

【使用上注意】

使用上注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.治療対象の関節側の下肢に静脈血又はリンパ液のうっ滞が認められる患者[血液循環の低下と注射部位の感染による合併症を起こすおそれがある。]
2.肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
3.投与関節部に皮膚疾患又は感染がある患者[本剤は関節内に投与するため。]

【重要注意】

重要な基本的注意
1.本剤と非ステロイド性抗炎症薬との併用による有効性は確立していない。また、他の関節内注入療法との併用は、原則避けること。
2.関節液の貯留がある場合には、あらかじめ関節液を除去する。
3.変形性膝関節症で関節に炎症が著しい場合は、本剤の投与により局所炎症症状の悪化を招くことがあるので炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。
4.本剤の投与により、局所痛を起こすおそれがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講ずること。
5.関節腔外に漏れると疼痛や肉芽腫を起こすおそれがあるので、関節腔内に確実に投与すること。
6.投与後15分間は、医療機関にて過敏反応の徴候の有無を観察すること。

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
海外における変形性膝関節症患者を対象とした7試験(症例数511例(559膝)、1771回の投与)において、511例中46例(9.0%)に副作用が認められた。投与部位に認められた副作用は疼痛28例(5.5%)、腫脹24例(4.7%)、こわばり、しびれ感、灼熱感、不快感各1例(各0.2%)であった。投与部位に関連しない副作用は、10例(2.0%)で、発疹、そう痒感、腓腹筋痙攣、痔核、足首の浮腫、筋痛、扁桃炎、頻脈性不整脈、静脈炎、腰部の捻挫各1例(各0.2%)であった。[承認申請時]

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明注1)):ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.関節炎(頻度不明注1)):発熱、疼痛、水腫を伴う関節炎があらわれることがあるので、患者に十分説明し、このような症状があらわれた場合には、主治医に連絡するよう指示するなど適切な対応をとること。
注1)海外又は国内自発報告による副作用のため頻度不明

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
以下のような症状が認められた場合は適切な処置を行うこと。
発現部位等 5%以上注2) 5%未満注2) 頻度不明注1)
投与関節 疼痛 腫脹、こわばり、しびれ感、灼熱感、不快感 関節滲出液
その他全身症状等 発疹、そう痒感、腓腹筋痙攣、痔核、足首の浮腫、筋痛、扁桃炎、頻脈性不整脈、静脈炎、腰部の捻挫 蕁麻疹、発熱、悪心、頭痛、浮動性めまい、悪寒、錯感覚、末梢性浮腫、倦怠感、呼吸困難、潮紅、顔面腫脹

[後文]
注1)海外又は国内自発報告による副作用のため頻度不明
注2)海外臨床試験において認められた副作用

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊娠中の投与に関する安全性は確立されていないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ使用すること。
2.乳汁中への移行については不明であるため、授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.注射時の注意:
(1).開封後は速やかに使用し、使用後は残液を廃棄すること。
(2).本剤の投与にあたっては18〜23ゲージの適切な注射針を使用すること。
(3).疼痛の軽減が認められない場合は、使用を中止すること。
2.その他:
(1).関節内投与後は、長時間体重負荷のかかる活動や激しい運動を避けること。
(2).関節外、滑膜組織内及び関節包内に本剤を投与しないこと。
(3).本剤を血管内へ投与しないこと。
(4).投与の際、殺菌消毒剤(ベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジン)により、沈殿を生じることがあるので十分注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
包装に表示されている期限内に使用すること

【同一成分一覧】

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