4 組織細胞機能用医薬品
44 アレルギー用薬
441 抗ヒスタミン剤
4413 フェノチアジン系製剤

改訂年月( 201403 )
商品分類番号( 874413 )
JPNコード( JPNC059897 )
YJコード( 4413004F1251 )
厚労省コード( 4413004F1251 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 8.20 )


■ゼスラン錠3mg 3mg1錠 (旭化成ファーマ) 【内用】  
(般)メキタジン錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】

  【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【妊産婦投与】   【小児投与】   【過量投与】   【適用上の注意】   【その他の注意】   【貯法】

  【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201403

【改訂種別】

「版数」
第11版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(日本薬局方改正に伴う改訂)

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
2.緑内障のある患者[抗コリン作用により緑内障を悪化させるおそれがある。]
3.前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難等を起こすことがある。]

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
D-マンニトール
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
カルメロースナトリウム
添加物
ステアリン酸マグネシウム
識別コード
TOYO141

【組成】

組成
販売名 ゼスラン錠3mg
成分・含量 (1錠中) メキタジン 3mg
添加物 D-マンニトール、トウモロコシデンプン、カルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム


【性状】

性状
販売名 ゼスラン錠3mg
色・剤形 白色素錠(片面割線入り)
外形 (図略)(図略)(図略)
大きさ 直径8.0mm、厚み2.6mm
重量 170mg
識別コード TOYO 141

【色】
白色
【剤形】
素錠/錠剤/内用
//割線
//徐放性製剤

【効能効果】

効能・効果
1.気管支喘息
2.アレルギー性鼻炎
3.じん麻疹
4.皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)

【用法用量】

用法・用量
〔気管支喘息の場合〕:
通常成人1回メキタジンとして6mgを1日2回経口投与する。
なお、年令、症状に応じて適宜増減する。
〔アレルギー性鼻炎、じん麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)の場合〕:
通常成人1回メキタジンとして3mgを1日2回経口投与する。
なお、年令、症状に応じて適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.腎障害のある患者[長期投与例で臨床検査値異常としてBUN上昇がみられることがある。]
2.高齢者[「5.高齢者への投与」の項参照]

【重要注意】

重要な基本的注意
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械操作には従事させないよう十分注意すること。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
中枢神経抑制剤 (バルビツール酸誘導体、麻酔剤、麻薬性鎮痛剤、鎮静剤、精神安定剤等) フェノバルビタール等 眠気等があらわれることがあるので、減量するなど注意すること。 本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されることがある。
抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、MAO阻害剤等) イミプラミン塩酸塩、ブチルスコポラミン臭化物等 口渇、排尿困難等があらわれることがあるので、減量するなど注意すること。 本剤の抗コリン作用により、作用が増強されることがある。
メトキサレン 光線過敏症を起こすおそれがある。 これらの薬剤は光線感受性を高める作用を有する。
アルコール 眠気等があらわれることがあるので、アルコール含有清涼飲料水等の摂取に注意すること。 本剤の中枢神経抑制作用により、作用が増強されることがある。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
ゼスラン錠及びニポラジン錠(共同開発品目)、総症例30,168例中、1,005例(3.33%)に副作用が認められた。
その主なものは、眠気654例(2.17%)、倦怠感139例(0.46%)、口渇134例(0.44%)等であった。(再審査終了時)

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、咽頭浮腫、蕁麻疹、嘔気等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、劇症肝炎の報告がある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
3.血小板減少(頻度不明):血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 0.1〜5%未満 0.1%未満 頻度不明
過敏症注1) 発疹、光線過敏症
肝臓注2) AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 黄疸
血液注1) 血小板減少
精神神経系 眠気、倦怠感、ふらふら感 頭痛、めまい 興奮
消化器 口渇、胃部不快感 下痢、便秘、食欲不振、嘔吐、胃痛、腹痛
循環器 胸部苦悶感、心悸亢進
泌尿器 排尿困難
その他 咽頭痛、浮腫、顔面潮紅、視調節障害、月経異常、味覚異常、口内しびれ感

[後文]
注1)発現した場合には投与を中止すること。
注2)観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【高齢者投与】

高齢者への投与
高齢者では副作用があらわれやすいので、注意すること。臨床試験において高齢者に口渇等の副作用の発現率が高い傾向が認められている。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2.授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]

【小児投与】

小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

【過量投与】

過量投与
徴候・症状:誤って過量服用したときに眠気、悪心、嘔吐、軽度の抗コリン作用性障害がみられる。
処置:通常、早期には催吐、胃洗浄を行う。必要に応じ補助呼吸又は人工呼吸、抗痙攣剤を投与する。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

【その他の注意】

その他の注意
動物実験(ラット)でメラニンに対する親和性が認められている。また、他のフェノチアジン系化合物の長期投与又は大量投与により角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着が報告されているので注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
遮光・室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱等に表示(5年)

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
シークナロン錠3mg 3mg1錠 大正薬品工業 5.60  
ニポラジン錠3mg 3mg1錠 アルフレッサファーマ 8.20  
ヒスポラン錠3mg 3mg1錠 東和薬品 5.60  
ベナンザール錠3mg 3mg1錠 コーアイセイ 5.60  
メキタジン錠3mg「タイヨー」 3mg1錠 テバ製薬 5.60  
メキタジン錠3mg「ツルハラ」 3mg1錠 鶴原製薬 5.60  
メキタジン錠3mg「日医工」 3mg1錠 日医工 5.60  
メキタジン錠3mg「TCK」 3mg1錠 辰巳化学 5.60  
メキタジン錠3mg「サワイ」 3mg1錠 沢井製薬 5.60  
メキタミン錠3mg 3mg1錠 ダイト 5.60  

※赤色は後発品

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