4 組織細胞機能用医薬品
44 アレルギー用薬
441 抗ヒスタミン剤
4419 その他の抗ヒスタミン剤

改訂年月( 201412 )
商品分類番号( 874419 )
JPNコード( JPNC015107 )
YJコード( 4419400A1023 )
厚労省コード( 4419400A1023 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 58.00 )


■ポララミン注5mg 0.5%1mL1管 (高田製薬) 【注射】  
(般)d−クロルフェニラミンマレイン酸塩注射液

  【改訂年月】   【改訂種別】   【禁忌】   【組成性状】   【組成】   【性状】

  【効能効果】   【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】

  【併用注意】   【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【妊産婦投与】   【小児投与】   【適用上の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201412

【改訂種別】

「版数」
第8版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂(医薬品製造販売承認承継に基づく製造販売等の改訂)

【禁忌】

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
2.緑内障の患者[抗コリン作用により眼内圧が上昇し、緑内障が増悪することがある。]
3.前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪することがある。]
4.低出生体重児・新生児(「7.小児等への投与」の項参照)

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
塩化ナトリウム

【組成】

組成
品名 ポララミン注5mg
成分・分量 1管(1mL)中 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 5mg
添加物 塩化ナトリウム


【性状】

性状
品名 ポララミン注5mg
性状 無色澄明の注射剤
pH 4.0〜6.0
浸透圧比 (生理食塩液に対する比) 約1

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射

【効能効果】

効能・効果
蕁麻疹、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、咬刺症)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎

【用法用量】

用法・用量
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常、成人1回5mgを1日1回皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.眼内圧亢進のある患者[抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。]
2.甲状腺機能亢進症のある患者[抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。]
3.狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者[抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下が起こり、症状が増悪するおそれがある。]
4.循環器系疾患のある患者[抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。]
5.高血圧症のある患者[抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。]

【重要注意】

重要な基本的注意
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
中枢神経抑制剤、 アルコール、 MAO阻害剤、 抗コリン作用を有する薬剤 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には、減量するなど慎重に投与すること。 中枢神経抑制剤、アルコール; 本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される。 MAO阻害剤; 本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強することがある。
ドロキシドパ、 ノルアドレナリン 併用により血圧の異常上昇を来すおそれがある。 本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した。(再審査対象外)

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
(頻度不明)
1.ショック:ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.痙攣、錯乱:痙攣、錯乱があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
3.再生不良性貧血、無顆粒球症1)2):再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 5%以上又は頻度不明 0.1%未満
過敏症注1) 発疹、光線過敏症等
精神神経系 鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視等
消化器 口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢等
泌尿器 頻尿、排尿困難、尿閉等
循環器注2) 低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、微弱脈
呼吸器 鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉等
血液1) 溶血性貧血 血小板減少
肝臓 肝機能障害(AST(GOT)の上昇・ALT(GPT)の上昇・Al-Pの上昇等)
その他 悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常 顔面蒼白

[後文]
注1)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。(太字)
注2)症状があらわれた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。(太字)

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では、生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

【小児投与】

小児等への投与
低出生体重児、新生児には投与しないこと。[中枢神経系興奮等の抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれがある。]

【適用上の注意】

適用上の注意
1.取扱い方法:アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプルの首部の周りをエタノール綿等で清拭しカットすること。
2.調製方法:ヘパリンナトリウム(カルシウム)、ダルテパリンナトリウムは、本剤と試験管内で混合すると反応し沈澱を生じることがあるので、混注は避けることが望ましい。
3.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
(1).同一部位への反復注射はなるべく行わないこと。また、小児には特に注意すること。
(2).神経走行部位を避けるよう注意すること。なお、注射針を刺入したとき、神経にあたったと思われるような激痛を訴えた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
(3).注射器の内筒を軽くひき、血液の逆流がないことを確かめて注射すること。
(4).硬結を来すことがあるので、注射直後は、局所を十分にもむこと。
4.投与部位:注射部位に一過性の刺激、灼熱感があらわれることがある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
遮光し、室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱等に記載(3年)

【同一成分一覧】

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