5 生薬及び漢方処方に基づく医薬品
52 漢方製剤
520 漢方製剤
5200 漢方製剤

改訂年月( 200708 )
商品分類番号( 875200 )
JPNコード( JPNC016803 )
YJコード( 5200013D1123 )
厚労省コード( 5200013D1123 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 9.00 )


■ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用) 1g (ツムラ) 【内用】  
(般)葛根湯エキス顆粒

  【改訂年月】   【改訂種別】   【組成性状】   【組成】   【性状】   【効能効果】

  【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】

  【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】

  【小児投与】   【明細その他】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

200708

【改訂種別】

「版数」
第7版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
ステアリン酸マグネシウム
添加物
乳糖水和物
添加物
ショ糖脂肪酸エステル
識別コード
ツムラ/1

【組成】

組成
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。 日局カッコン 4.0g 日局タイソウ 3.0g 日局マオウ 3.0g 日局カンゾウ 2.0g 日局ケイヒ 2.0g 日局シャクヤク 2.0g 日局ショウキョウ 2.0g 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。 日局カッコン 4.0g 日局タイソウ 3.0g 日局マオウ 3.0g 日局カンゾウ 2.0g 日局ケイヒ 2.0g 日局シャクヤク 2.0g 日局ショウキョウ 2.0g
添加物 日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物、ショ糖脂肪酸エステル


【性状】

性状
剤形 顆粒剤
淡褐色
におい 特異なにおい
辛い
識別コード ツムラ/1

【色】
淡かっ色
【剤形】
/顆粒剤/内用

【効能効果】

効能又は効果
自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症
感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん

【用法用量】

用法及び用量
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
2.著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等があらわれることがある。]
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4.発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれることがある。]
5.狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者
6.重症高血圧症の患者
7.高度の腎障害のある患者
8.排尿障害のある患者
9.甲状腺機能亢進症の患者
[(5)〜(9):これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]

【重要注意】

重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
マオウ含有製剤 エフェドリン類含有製剤 モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 甲状腺製剤 チロキシン リオチロニン カテコールアミン製剤 アドレナリン イソプレナリン キサンチン系製剤 テオフィリン ジプロフィリン 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること。 交感神経刺激作用が増強されることが考えられる。
カンゾウ含有製剤 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。 (「重大な副作用」の項参照) グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.偽アルドステロン症:低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
2.ミオパチー:低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
3.肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明
過敏症注1 発疹、発赤、そう痒等
自律神経系 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等
消化器 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等
泌尿器 排尿障害等

[後文]
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

【明細その他】

規格単位毎の明細その他
1

【その他の注意】

その他の注意
湿疹、皮膚炎等が悪化することがある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
しゃ光・気密容器

【使用期限】

使用期限
容器、外箱に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
葛根湯エキス顆粒T 1g 東亜薬品 6.80  
JPS葛根湯エキス顆粒〔調剤用〕 1g ジェーピーエス製薬 6.30  
太虎堂の葛根湯エキス顆粒 1g 太虎精堂製薬 6.80  
テイコク葛根湯エキス顆粒 1g 帝國漢方製薬 5.80  
本草葛根湯エキス顆粒−M 1g 本草製薬 5.80  
マツウラ葛根湯エキス顆粒 1g 松浦薬業 7.80  
葛根湯エキスA顆粒 1g 阪本漢法製薬 4.80 20160331
オースギ葛根湯エキスG 1g 大杉製薬 6.30  

※赤色は後発品

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