5 生薬及び漢方処方に基づく医薬品
52 漢方製剤
520 漢方製剤
5200 漢方製剤

改訂年月( 200708 )
商品分類番号( 875200 )
JPNコード( JPNC017477 )
YJコード( 5200130D1060 )
厚労省コード( 5200130D1060 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 9.10 )


■ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用) 1g (ツムラ) 【内用】  
(般)防風通聖散エキス顆粒

  【改訂年月】   【改訂種別】   【組成性状】   【組成】   【性状】   【効能効果】

  【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】

  【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【妊産婦投与】

  【小児投与】   【明細その他】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

200708

【改訂種別】

「版数」
第8版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
軽質無水ケイ酸
添加物
ステアリン酸マグネシウム
添加物
乳糖水和物
識別コード
ツムラ/62

【組成】

組成
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含有する。 日局カッセキ 3.0g 日局オウゴン 2.0g 日局カンゾウ 2.0g 日局キキョウ 2.0g 日局セッコウ 2.0g 日局ビャクジュツ 2.0g 日局ダイオウ 1.5g 日局ケイガイ 1.2g 日局サンシシ 1.2g 日局シャクヤク 1.2g 日局センキュウ 1.2g 日局トウキ 1.2g 日局ハッカ 1.2g 日局ボウフウ 1.2g 日局マオウ 1.2g 日局レンギョウ 1.2g 日局ショウキョウ 0.3g 無水ボウショウ 0.7g 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含有する。 日局カッセキ 3.0g 日局オウゴン 2.0g 日局カンゾウ 2.0g 日局キキョウ 2.0g 日局セッコウ 2.0g 日局ビャクジュツ 2.0g 日局ダイオウ 1.5g 日局ケイガイ 1.2g 日局サンシシ 1.2g 日局シャクヤク 1.2g 日局センキュウ 1.2g 日局トウキ 1.2g 日局ハッカ 1.2g 日局ボウフウ 1.2g 日局マオウ 1.2g 日局レンギョウ 1.2g 日局ショウキョウ 0.3g 無水ボウショウ 0.7g
添加物 日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物


【性状】

性状
剤形 顆粒剤
黄褐色
におい 特異なにおい
わずかに甘くて特異である
識別コード ツムラ/62

【色】
黄かっ色
【剤形】
/顆粒剤/内用

【効能効果】

効能又は効果
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘

【用法用量】

用法及び用量
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
2.胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等があらわれることがある。]
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
5.発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
6.狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者
7.重症高血圧症の患者
8.高度の腎障害のある患者
9.排尿障害のある患者
10.甲状腺機能亢進症の患者
[6〜10:これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]

【重要注意】

重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
4.ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法及び用量に注意すること。

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
マオウ含有製剤 エフェドリン類含有製剤 モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 甲状腺製剤 チロキシン リオチロニン カテコールアミン製剤 アドレナリン イソプレナリン キサンチン系製剤 テオフィリン ジプロフィリン 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること。 交感神経刺激作用が増強されることが考えられる。
カンゾウ含有製剤 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。 (「重大な副作用」の項参照) グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
1.間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
2.偽アルドステロン症:低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
3.ミオパチー:低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
4.肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明
過敏症注1) 発疹、そう痒等
自律神経系 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等
消化器 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等
泌尿器 排尿障害等

[後文]
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

【妊産婦投与】

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[本剤に含まれるダイオウ(子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用)、無水ボウショウ(子宮収縮作用)により流早産の危険性がある。]
2.授乳中の婦人には慎重に投与すること。[本剤に含まれるダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある。]

【小児投与】

小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

【明細その他】

商品番号
62

【その他の注意】

その他の注意
本剤には無水ボウショウが含まれているので、治療上食塩制限が必要な患者に継続投与する場合は注意すること。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
しゃ光・気密容器

【使用期限】

使用期限
容器、外箱に表示

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
テイコク防風通聖散エキス顆粒 1g 帝國漢方製薬 6.20  
本草防風通聖散エキス顆粒−M 1g 本草製薬 5.30  
マツウラ防風通聖散エキス顆粒 1g 松浦薬業 6.30  
オースギ防風通聖散エキスG 1g 大杉製薬 6.20  
JPS防風通聖散料エキス顆粒〔調剤用〕 1g ジェーピーエス製薬 7.30  
太虎堂の防風通聖散料エキス顆粒 1g 太虎精堂製薬 6.30  

※赤色は後発品

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