7 治療を主目的としない医薬品
72 診断用薬(体外診断用薬品を除く)
729 その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く)
7290 その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く)

改訂年月( 201307 )
商品分類番号( 87729 )
JPNコード( JPNC055757 )
YJコード( 7290003S1044 )
厚労省コード( 7290003S1044 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 206.40 )


■トレーランG液75g 225mL1瓶 (エイワイファーマ||陽進堂) 【内用】  
(般)デンプン部分加水分解物液

  【改訂年月】   【改訂種別】   【組成性状】   【組成】   【性状】   【効能効果】

  【用法用量】   【使用上注意】   【副作用】   【発現状況】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】

  【適用上の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

201307

【改訂種別】

「版数」
第1版
「種別」
改訂
「改訂理由」
作成

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
クエン酸水和物(矯味剤)
添加物
香料
添加物
二酸化炭素

【組成】

組成
トレーランG液75g:
本剤は1瓶中下記の成分を含有する。
成分 トレーランG液75g 1瓶(225mL)中
デンプン部分加水分解物 (ブドウ糖として) 100.0g (75.0g)

添加物 トレーランG液75g 1瓶(225mL)中
クエン酸水和物(矯味剤) 0.45g
香料 微量
二酸化炭素 適量


【性状】

性状
トレーランG液75g:
本剤は二酸化炭素を含んだ無色〜微黄色澄明のやや粘稠性の液で、レモンようのにおいがあり、甘味及び酸味を有している。
剤形:液剤
【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/内用

【効能効果】

効能・効果
糖尿病診断時の糖負荷試験に用いる。

【用法用量】

用法・用量
ブドウ糖として、通常成人1回50g(トレーランG液50g 1瓶)、75g(トレーランG液75g 1瓶)、又は100g(トレーランG液50g 2瓶)を経口投与する。小児には体重kg当り1.75g(トレーランG液50g又はトレーランG液75gとして5.25mL)を経口投与する。

【使用上注意】

使用上の注意

【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
100g負荷:総症例518例中88例(17.0%)100件に副作用が認められている。その主なものは、悪心51件、頭痛8件、嘔吐5件、下痢4件であった1)2)3)4)5)。(臨床試験成績集計)
50g負荷:50g負荷試験については、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。(臨床試験成績集計)
75g負荷:総症例116例中9例(7.8%)11件に副作用が認められている。その主なものは、悪心4件、腹部膨満感4件であった6)7)8)。(臨床試験成績集計)

【他副作用(国内)】

その他の副作用
[前文]
以下の副作用は、以上の3種負荷試験及び自発報告等で認められたものである。
発現部位等 5%以上 0.1〜5%未満
消化器 悪心 嘔吐、下痢、腹部膨満感、腹痛
精神神経系 頭痛


【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では、生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。

【適用上の注意】

適用上の注意
1.投与(試験)前:
(1).医薬品の投与は中止すること。
(2).過激な運動は禁止すること。
(3).前日の午後9時以降試験直前までは絶食すること。
(4).前日の暴飲暴食及び飲酒は禁止すること。
2.投与(試験)時:
(1).試験は早朝空腹時に行い、終了まで水以外の摂取を禁止すること。
(2).試験中は安静にし、安楽な姿勢を保ち、過激な運動を避けること。
(3).前日の生活状況、当日の健康状態等を聴取すること。
(4).本剤服用による副作用は記録し、結果の判定の際の参考とすること。
3.診断時:試験成績は次の要因により影響を受けることがあるので注意すること。
疾病(高度の膵外分泌機能障害、高脂血症、肝障害、動脈硬化性血管障害、脳障害、胃切除、感染症等)、妊娠、ストレス、消化吸収、飢餓、運動、肥満、加齢、長期の就床、医薬品の投与等
4.判定時:
(参考)糖負荷試験の判定基準:1970年の日本糖尿病学会の糖負荷試験における糖尿病診断基準委員会及び1999年の糖尿病診断基準検討委員会が糖尿病診断に用いるため糖負荷試験の判定基準として勧告した基準値は次のとおりである。
[1].[表題]

100gブドウ糖負荷試験の勧告値9) (真糖値mg/dL)


正常域 正常域 糖尿病域 糖尿病域
毛細管血 静脈血 毛細管血 静脈血
空腹時値 100以下 100以下
1時間値 160以下 140以下 180以上 160以上
2時間値 120以下 110以下 160以上 150以上
判定 すべてを満たすものを正常型とする すべてを満たすものを正常型とする ともに満たすものを糖尿病型とする ともに満たすものを糖尿病型とする
判定 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする

[2].[表題]

50gブドウ糖負荷試験の勧告値9) (真糖値mg/dL)


正常域 正常域 糖尿病域 糖尿病域
毛細管血 静脈血 毛細管血 静脈血
空腹時値 100以下 100以下
1時間値 160以下 140以下 180以上 160以上
2時間値 100以下 100以下 140以上 130以上
判定 すべてを満たすものを正常型とする すべてを満たすものを正常型とする ともに満たすものを糖尿病型とする ともに満たすものを糖尿病型とする
判定 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする

[3].[表題]

75g糖負荷試験における判定区分と判定基準10) (mg/dL、カッコ内はmmol/L)


正常域 正常域 正常域 糖尿病域 糖尿病域 糖尿病域
静脈血漿 毛細血管全血 静脈全血 静脈血漿 毛細血管全血 静脈全血
空腹時値 <110 (<6.1) <100 (<5.6) <100 (<5.6) ≧126 (≧7.0) ≧110 (≧6.1) ≧110 (≧6.1)
2時間値 <140 (<7.8) <140 (<7.8) <120 (<6.7) ≧200 (≧11.1) ≧200 (≧11.1) ≧180 (≧10.0)
判定 両者を満たすものを正常型とする 両者を満たすものを正常型とする 両者を満たすものを正常型とする いずれかを満たすものを糖尿病型とする いずれかを満たすものを糖尿病型とする いずれかを満たすものを糖尿病型とする
判定 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする 正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする

[表脚注]


静脈血漿随時血糖値≧200mg/dL(≧11.1mmol/L)の場合も糖尿病型とみなす。正常型であっても、静脈血漿1時間値が180mg/dL(10.0mmol/L)以上の場合は、180mg/dL未満のものに比べて糖尿病に悪化する危険が高いので、境界型に準じた取り扱い(経過観察など)が必要である。(静脈血漿1時間値>180mg/dLに相当する毛細血管全血値は>180mg/dL(10.0mmol/L)、静脈全血値は>160mg/dL(8.9mmol/L)である。)
以上の血糖値はSomogyi法、ブドウ糖酸化酵素法等、いわゆる真糖測定法で測定した値を呈示したものである。Hagedorn-Jensen法、Folin-Wu法を用いた場合はこの基準にそれぞれ20mg/dLを加える。Hoffman法(Autoanalyzer法)では真糖に近い値が得られる。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
室温保存

【使用期限】

使用期限
外箱、ラベルに表示(使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること。)

【同一成分一覧】

▲TOP