201312

「版数」
第6版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

規格単位毎の組成性状

組成
1.組成

販売名	生理食塩液キットH
有効成分 1容器（100mL）中	日本薬局方塩化ナトリウム 0.9g

2.電解質濃度

電解質濃度（mEq/L）	電解質濃度（mEq/L）
Na＋	Cl−
154	154

性状

性状	無色澄明の水性注射剤
容器	プラスチックボトル
pH	4.5〜8.0

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤／液剤／注射

効能・効果
注射剤の溶解希釈剤

用法・用量
注射用医薬品の溶解、希釈に用いる。（溶解操作方法については、裏面を参照）

使用上の注意

慎重投与（次の患者には慎重に投与すること）
1.心臓、循環器系機能障害のある患者［循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。］
2.腎障害のある患者［水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。］

副作用

副作用発現状況の概要
本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない（再審査対象外）。

その他の副作用

発現部位等	頻度不明
大量・急速投与	血清電解質異常、うっ血性心不全、浮腫、アシドーシス

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。

適用上の注意
1.栓体部キャップを開栓後は直ちに使用し、使用後の残液は使用しないこと。
2.投与経路：静脈内に投与すること。
3.調製時
(1).本剤を用いて溶解・希釈する注射剤（静脈内投与用）は、溶解・希釈液として100mLの生理食塩液が必要かつ適切であることを確認すること。
(2).本剤のカプセル上部のシールを開封後は、直ちに使用すること。
4.投与前
(1).投与に際しては、感染に対する配慮をすること。
(2).寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
5.投与時：溶解・希釈した注射剤の用法・用量及び使用上の注意に留意して投与すること。

貯法及び期限等
貯法
室温保存

使用期限
ラベル及び外箱に表示の使用期限内に使用すること。