2 個々の器官系用医薬品
23 消化器官用薬
234 制酸剤
2344 無機塩製剤

改訂年月( 200809 )
商品分類番号( 872344 872355 )
JPNコード( JPNC046162 )
YJコード( 2344009F1035 )
厚労省コード( 2344009F1035 )

薬価改訂日( 2014/04/01 ) 単位薬価( 5.60 )

【後発品】


■マグミット錠250mg 250mg1錠 (協和化学工業|丸石製薬) 【内用】  
(般)酸化マグネシウム錠

  【改訂年月】   【改訂種別】   【組成性状】   【組成】   【性状】   【効能効果】

  【用法用量】   【使用上注意】   【慎重投与】   【重要注意】   【相互作用・その他】   【併用注意】

  【副作用】   【発現状況】   【重大な副作用(国内)】   【他副作用(国内)】   【高齢者投与】   【過量投与】

  【適用上の注意】   【その他の注意】   【貯法】   【使用期限】   【同一成分一覧】

【改訂年月】

200809

【改訂種別】

「版数」
第6版
「種別」
改訂
「改訂理由」
改訂

【組成性状】

規格単位毎の組成性状
添加物
結晶セルロース
添加物
クロスカルメロースナトリウム
添加物
トウモロコシデンプン
添加物
ステアリン酸カルシウム
識別コード
KCI12

【組成】

組成
マグミット錠250mg:
販売名 マグミット錠250mg
有効成分 (1錠中) 日局 酸化マグネシウム 250mg
添加物 結晶セルロース クロスカルメロースナトリウム トウモロコシデンプン ステアリン酸カルシウム


【性状】

性状
マグミット錠250mg:
販売名 マグミット錠250mg
色・剤形 白色・円形の素錠
外形 (表面) (図略)
外形 (裏面) (図略)
外形 (側面) (図略)
直径(mm) 8
厚さ(mm) 4.3
重さ(mg) 285
識別コード KCI 12

【色】
白色
【剤形】
素錠/錠剤/内用

【効能効果】

効能・効果
1.下記疾患における制酸作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
2.便秘症
3.尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防

【用法用量】

用法・用量
1.制酸剤として使用する場合:
酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.5〜1.0gを数回に分割経口投与する。
2.緩下剤として使用する場合:
酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前または食後の3回に分割経口投与するか、または就寝前に1回投与する。
3.尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合:
酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.2〜0.6gを多量の水とともに経口投与する。
なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

【使用上注意】

使用上の注意

【慎重投与】

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.腎障害のある患者[高マグネシウム血症を起こすおそれがある。(「4.副作用1)重大な副作用」の項参照)]
2.心機能障害のある患者[徐脈を起こし、症状が悪化するおそれがある。]
3.下痢のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
4.高マグネシウム血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]

【重要注意】

重要な基本的注意
本剤の投与により、高マグネシウム血症があらわれることがあるので、長期投与する場合には定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど特に注意すること。(「4.副作用1)重大な副作用」の項参照)

【相互作用・その他】

相互作用

【併用注意】

併用注意(併用に注意すること)
[前文]
本剤は吸着作用、制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン、ミノサイクリン等 ニューキノロン系抗菌剤 シプロフロキサシン、トスフロキサシン等 ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤 エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等 これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。
セフジニル ミコフェノール酸モフェチル デラビルジン ザルシタビン ペニシラミン これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 機序不明
アジスロマイシン セレコキシブ ロスバスタチン ラベプラゾール ガバペンチン これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。 機序不明
ジギタリス製剤 ジゴキシン、ジギトキシン等 鉄剤 フェキソフェナジン これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。 マグネシウムの吸着作用または消化管内・体液のpH上昇によると考えられる。
ポリカルボフィルカルシウム ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがある。 ポリカルボフィルカルシウムは酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、本剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される。
高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤 ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム これらの薬剤の効果が減弱するおそれがある。 また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告がある。 マグネシウムがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。
活性型ビタミンD3製剤 アルファカルシドール、カルシトリオール 高マグネシウム血症を起こすおそれがある。 マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。
大量の牛乳、カルシウム製剤 milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 機序;代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。 危険因子;高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者
ミソプロストール 下痢が発現しやすくなる。 ミソプロストールは小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。本剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。


【副作用】

副作用

【発現状況】

副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

【重大な副作用(国内)】

重大な副作用
高マグネシウム血症(頻度不明):本剤の投与により、高マグネシウム血症があらわれ、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることがある。
悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等の症状の発現に注意するとともに、血清マグネシウム濃度の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。〔処置法は「6.過量投与」の項参照〕

【他副作用(国内)】

その他の副作用
発現部位等 頻度不明
消化器 下痢等
電解質注) 血清マグネシウム値の上昇

[後文]
注)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量または休薬等の適切な処置を行うこと。

【高齢者投与】

高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。

【過量投与】

過量投与
徴候、症状:血清マグネシウム濃度が高値になるにつれ、深部腱反射の消失、呼吸抑制、意識障害、房室ブロックや伝導障害等の不整脈、心停止等があらわれることがある。〔初期症状は「4.副作用(1)重大な副作用」の項参照〕
処置:大量服用後の間もない場合には、催吐並びに胃洗浄を行う。
中毒症状があらわれた場合には、心電図並びに血清マグネシウム濃度の測定等により患者の状態を十分に観察し、症状に応じて適切な処置を行うこと(治療にはグルコン酸カルシウム静注が有効であるとの報告がある)。
なお、マグネシウムを除去するために血液透析が有効である。

【適用上の注意】

適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

【その他の注意】

その他の注意
長期・大量投与により胃・腸管内に結石を形成し、腸閉塞を起こしたとの報告がある。

【貯法】

貯法及び期限等
貯法
気密容器、室温保存

【使用期限】

使用期限
3年(ケースに表示の使用期限を参照すること。)

【同一成分一覧】

商品名 規格単位 会社名 単位薬価 廃止日付
酸化マグネシウム錠250mg「TX」 250mg1錠 トライックス 5.60  
酸化マグネシウム錠250mg「モチダ」 250mg1錠 持田製薬販売 5.60  
酸化マグネシウム錠250mg「マイラン」 250mg1錠 マイラン製薬 5.60  
酸化マグネシウム錠250mg「ケンエー」 250mg1錠 健栄製薬 5.60  
マグラックス錠250mg 250mg1錠 吉田製薬 5.60  

※赤色は後発品

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